よしもと一の社交性を持つと言われる千原せいじ。彼のコミュニケーション能力を、弟の千原ジュニアは「せいじは人の心にあるシャッターをバールでドカンドカン開けていく」と評しました。誰とでもすぐ仲良くなってしまうせいじが、ボクシングの世界チャンピオンやマサイ族の原住民、果てはラクダとまで心を通じあわせてしまった仰天伝説をまとめました。
パッキャオを叩き起こして写真を取り、嵐のように去るせいじ
ボクシングの世界チャンピオン・パッキャオの試合をドバイまで見に行ったせいじ。見事勝利を収めたパッキャオに興奮すると、そのままの勢いで祝勝会にの乱入を企てました。しかし、せいじが会場についた頃には、パッキャオは祝勝会を後にしており不在。関係者に詰め寄ってパッキャオの居場所を聞き、ホテルに戻ったとの情報を得ました。
普通の人なら試合を終え疲れて眠っているであろうパッキャオを気遣ってそのまま帰るところですが、こともあろうにせいじはスタッフの静止をふりきりパッキャオの部屋へ突入。関西弁でまくし立ててパッキャオを起こすと、記念写真を撮って嵐のように去っていったとのことです。その時の写真はこちら。
眠っている世界チャンピオンにも一切怯えず向かっていき、写真まで撮ってもらうあたりに、せいじの異常な度胸とコミュニケーション能力がうかがえます。
『こんなところに日本人』で謎のカリスマ性を発揮するせいじ
テレビ番組『世界の村で発見!こんなところに日本人』にてタンザニアを訪れたときのこと。マサイ族を取材するにあたり、現地住民と交流したせいじ。10人ほどの子供を連れた男性に「あんたの子供どれ?」と聞くと、全員自分の子供だと返答されたため、「あんたやるなあ!」とすっかり意気投合。
通訳を介したとはいえ、関西弁だけでマサイ族の住民と仲良くなったせいじは、そのまま肩を組んでお互いを褒めあいました。驚きなのはその翌日のこと。カメラに写っていない所で更に仲良くなったのか、せいじがマサイ族の村を歩いていると、大勢の子どもたちがゾロゾロと後ろをついて歩きます。たった一晩のうちにどうやって子どもたちの心を掴んだのでしょうか?
ケニアのラクダを一喝して奇跡を起こすせいじ
せいじの社交力は人間のみならず動物にまで通用することが証明されています。ケニアロケの際、首都ナイロビから砂漠を車で突っ走っていたときのこと。交通手段のない砂漠なので、道なき道をひたすら走るしか移動方法は無いのですが、道中の細い通りを進んでいる際、道のど真ん中にラクダが寝そべって通せんぼをするというトラブルに出くわしました。
ラクダは力が強くガンコな性格なので、人間が追いやったり引っ張った程度では道を譲りません。困った現地のドライバーはラクダが移動するまで待つことを提案しますが、業を煮やしたせいじは車を下りると「どいてくれんか!」とラクダに声をかけました。すると、せいじの願いが通じたのかラクダは急に立ち上がり、ウソのように移動して道を空けました。「こんなことははじめて」と驚くドライバーに、せいじの顔はどんなふうに写ったのでしょうか……。point 259 | 1
まとめ
言葉の通じない相手でも次々と仲良くなってしまう伝説の男・千原せいじ。彼の一番優れているところは、物怖じせずどんどん相手に向かっていくことです。国際化する社会の中で、日本人に一番足りないと言われる挑戦力を持つせいじは、これからどんな奇跡を起こしてくれるのでしょうか。