大人気の奇才歌姫ビリー・アイリッシュ(18)が ワールドツアー開始にあたり、「ボデイ・シェイミング(体型批判)」に関して非難の声をあげています。オーバーサイズな服を着る理由として、女性と規定されるのを避けるためと以前話していたビリーが、今回マイアミでのコンサートにて、ビデオメッセージを通して「ボディ・シェイミング」について再び語りました。
私の価値は、あなたの判断だけで決まるもの⁈
「あなたは私を知っていますか? あなたは本当に私のことを知っていますか?」と映像の冒頭でファンに問いかけたビリー。
「私の意見や音楽、服や体型にまでも、あなたは意見があるのでしょう。私が着る服を嫌う人もいるし、好きな人もいる。それを引き合いに出して他の人を恥辱するために使う人もいれば、私を侮辱するために使う人もいる。いつもみんなに見られていると感じる。人の目にさらされないものは何もない」
「あなたの視線や不満、安堵のため息を感じながら生きていくのだったら、私は何も出来ない。もう少し小さくなってほしい?弱く?もっと柔らかく?背が高くなってほしい?もっと静かにしてほしい?私の肩があなたを誘惑している?それとも胸?お腹が?それともお尻?私が持って生まれた体は、あなたが望んだものではない?」point 212 | 1
「ゆったりした服を着れば女じゃない。薄着になれば軽い女だって」「私の身体を見たことなんてないのに、着るもので私を決めつける。どうして?」とビリー。
「私の価値は、あなたの判断だけで決まるもの? それとも、あなたの私に対する意見は私自身の責任ではない?」と最後にファンに問いかけ、改めて見た目で人を判断することに異論を唱えたビリー。
このビデオメッセージはマイアミのアメリカン・エアラインズ・アリーナのライブ終盤に流され、その中でビリーは着ている服を1枚ずつ脱ぎ、最後にはブラのみになり、黒い液体の中に沈み視界から消え、ファンの歓声がこだましていました。
「第62回グラミー賞」で主要4部門独占、女性初の快挙⁉
昨年、ビリーは自身のファッションについてこう話していました。
「(見た目で判断されたくないから)ゆったりした服を着ているの。中を見たことない人が意見を言う資格なんてない。細いけど出ているところは出ているとか、そうでないとか、お尻がぺったんこだとか、大きいとか、知らない人が何言ってるんだか」と話しました。また…point 246 | 1
「私が男でゆったりした服を着ていたら、誰も注目なんてしない」「『女の子らしい服を着なさい!タイトな服を着ればずっと可愛くなるし、仕事だってもっとうまくいく!』だって。いくわけないって。いや本当に」と続けていました。
ビリーは1月の「第62回グラミー賞」で主要4部門(最優秀レコード、同アルバム、同楽曲、同新人賞)を独占。米メディアは、主要4部門すべての獲得は1981年のクリストファー・クロス以来39年ぶり2度目で、女性初の快挙と伝えました。
“今ビリーを知らないのはまずい!いまさら聞けないビリー・アイリッシュ!”