日活アクション映画の黄金期を支えた“エースのジョー”の愛称で親しまれていた俳優の宍戸錠さんが1月21日、
東京都内の自宅で死去したことがわかりました、年齢は86歳でした。
宍戸錠さんは大阪市生まれ。
関係者によりますと、東京都内の自宅で倒れていたのを発見されたといいます。
あくの強さを出すため豊頬(ほうきょう)手術を受け、膨らんだ頬がトレードマークでした。
そんな宍戸錠さんは、日大芸術学部在学中の1954年、日活撮影所ニューフェイスに第1期生として入所。
翌55年に「警察日記」で銀幕デビューを果たすと石原裕次郎さん、赤木圭一郎さん、小林旭らのサポート役として活躍。
56年には二枚目スターとして売り出されたが、自ら進んでトレードマークとなる豊頬手術を受け、敵役として活路を開きました。
また、小林旭主演の「渡り鳥」「流れ者」シリーズや故赤木圭一郎さん主演の「拳銃無頼帖」シリーズに敵役として登場。
時に主役を食う人気を博していました。61年の初主演作「ろくでなし稼業」以降「早射ち野郎」「殺しの烙印」「野獣の青春」「拳銃(コルト)は俺のパスポート」など主演作は54本を数える。
90年代には「私立探偵浜マイクシリーズ3部作」などで存在感を見せ、計500本近くに出演したそうです。
10年4月に元女優でエッセイストの宍戸游子(ゆうこ)さんががんのため77歳で死去。
13年2月には東京・世田谷区上祖師谷の自宅が全焼する被害に遭うなど、晩年は悲しい出来事が続きました。
一方、宍戸錠さんはドラマや映画だけでなく、テレビ番組でも大活躍し、
日本テレビ系の「元祖ドッキリカメラ」や「巨泉×前武のゲバゲバ90分!!」などに出演したことでも話題を呼びました。
また一人、昭和の大スターが天国へと行きましたね。
悲しい訃報に、ネット上ではこんなコメントが寄せられています。
「ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。エースのジョー、裕次郎さん、大好きな俳優さんでした。」
「宍戸錠さんお悔やみ申し上げます。エースのジョーは素晴らしかったです。頬がふっくらしているのもカッコ良かったです」
「頬にシリコンを入れて悪役になりきった第一人者でしたね。撃ちも名人芸で、とてもカッコ良かったです。
ご冥福をお祈りいたします。」
などのコメントが寄せられていました。