TBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』では15日、タレントのビートたけしが出演。
同番組では、今月11日に虚血性心不全で死去した野村克也さんの訃報を大きく取り上げていました。
そこでビートたけしが、野村克也さんの凄さについて改めて振り返ったのですが、視聴者からは共感の声相次いだようです。
プロ野球で戦後初の三冠王に輝いた名キャッチャーで、
監督としても日本一に３回輝いた野村克也さんが今月11日、
虚血性心不全のため84歳で、亡くなりました。
野村さんは京都府出身、昭和29年に峰山高校からテスト生でソフトバンクの前身、南海に入団しました。
昭和36年から８年連続でホームラン王を獲得し、昭和40年には戦後初の三冠王に輝きました。
長年の野球人生で３回の日本一に導くなど手腕を発揮。
平成21年にユニフォームを脱いだあとは解説者として活躍していました。
そんな野村さんの訃報を取り上げた今回の番組。
たけしは、バッターを言葉巧みに惑わす野村さんの話をしつつ、
「9回2アウトのツースリーで同点で、外角のボールを投げさすっていう。この野村さんのすごさってあるんだよね。絶対振ってくるっていう」と改めて凄さを語りました。
番組では、訃報を報じると共に『Nキャス』の前身『ブロードキャスター』時代のVTRを放送。
改めて野村さんの名物「ぼやき」や最愛の妻・沙知代さんとのおしどり夫婦っぷりを放送していました。
そんなVTRとたけしの振り返った発言を見た視聴者からは、
「ノムさんがプロ野球を面白くしたのは間違いないよね」
「教わることができた選手は幸せだったろうな」
「現役のころは見れなかったけど、監督としては間違いなく野球を変えた」
といった共感の反応があがっていました。
野村さんは”データ”を重視した「ＩＤ野球」をチームに植え付け、シンキングベースボールを提唱。
経験や勘に頼るのではなく、情報を分析して科学的に行うという野球を日本ではじめておこなった人でもあります。
日本の野球界を変えてしまうほどの監督であったことを改めて振り返った今回の放送。
野村さんの訃報は何度も報じられており、野村さんの後にヤクルトの監督を務めた若松勉さんは、
「先月のヤクルトのＯＢ会で会った時に元気だったので、まさかこんなに早く亡くなるとは思わなかった。びっくりした」、
野球日本代表の稲葉篤紀監督は、
「本当にまさかということで非常にびっくりしている。野村監督はプロ１年目から、社会人として、野球人として、私をここまで育ててくださった方なので、非常に残念に思うし心からお悔やみ申し上げたい」
と沈痛な表情で話しました。
やはり、球界や芸能界で野村さんの死去を惜しむ声が多く出てくるところに、彼の偉大さを感じることができますね。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。