「だんじりファイター」としてプロ野球で大活躍した清原ですが、2016年に覚醒剤所持で逮捕されてからは沈黙を貫いています。そんな清原に、岸和田の神社から直々に絶縁宣言が届きました。地元からも愛想をつかされた清原の現在について探りました。
岸和田の神社から清原和博に届いた絶縁状
2017年6月、大阪府岸和田市の岸城神社が、清原に対する”絶縁状”ともとれる文書を発表しました。内容は「清原と岸和田祭りは関係ないため、結びつけて報道しないで欲しい」というもの。現役時代は「だんじりファイター」と呼ばれていた清原に対し、ここまで明確に拒絶の意思を表明したため、岸和田祭り関係者のみならず多くのプロ野球ファンが落胆と怒りの反応を見せました。岸和田だんじり祭りと言われて清原を連想する方は多いはず。元々地方の小規模な祭りだっただんじりを全国的な知名度の祭りに押し上げたのも、清原の活躍あってのことだっただけに、「罪を犯したら掌を返して拒絶するのはおかしい」との声も上がっています。しかし、頭の固い地方の神社仏閣が、現在の清原を拒否する気持ちも分かります。
弟分の葬儀で久々に公の場へ姿を現す
そんな清原は、2017年4月11日に”後見人”と噂される弟分の通夜へ参列。久々に公の場へ姿を晒しました。この弟分は、清原が逮捕後に保釈された際、留置所から引き上げる車の運転手を務めた方です。荒んだ生活の清原を支えた方ですが、女性関係のトラブルから自殺してしまいました。「弟分が死んだ真相は自殺ではなく”消された”から」という噂もありますが、いずれにせよ清原との付き合いで裏社会を駆け回っていたことが想像できます。そんな友人の死に対し、清原は憔悴しきった姿で涙を流して悲しんでいました。
現在は雑誌『Number』で心境を吐露
現在、清原は雑誌『Number』の連載インタビュー『告白』にて、自身の心境を吐露しています。岸和田の野球少年だった幼少期や、運命のドラフト会議、無冠の帝王だった現役時代の苦悩など、これまで語られなかった新事実が公表される度に野球ファンからは大きな反応が上がっています。現在、清原が公の場に登場する機会はNumberの連載のみ。他のメディアには一切登場せず沈黙を貫いているだけに、現在の姿を知ることが出来る貴重な場として注目を集めています。
2017年現在の写真は?
Numberの連載が始まった2017年6月に公開された清原の最新画像はこちら。髪を整え、髭をそった姿は、かつて球界の番長として君臨した面影はありません。痩せたことにより頬もたるみ、年相応に老けたようにも見えます。
良くも悪くも”キマっていた”目つきは、反省の現れなのか、世間に対する怯えなのか、弱々しくなりました。
逮捕直前の清原は、剃り上げた頭に白い髭、真っ黒に焼けた肌……と、完全にヤクザ者の姿だったため、豹変ぶりに驚いた方も大勢いることでしょう。当時の清原に好感を持つ方は少数でしたが、現在の弱りきった姿と比べると「まだあの頃の方がマシだったな……」と思います。
まとめ
岸和田からも愛想をつかされ、弟分に先立たれ、いよいよ頼れるものが少なくなってきた清原。大切なファンや地元の人間を裏切ったツケがたまったとはいえ、あまりにも悲しい人生だと感じる方も多いでしょう。罪を償った上で、しっかりと反省の姿を見せれば、再び岸和田のヒーローに戻ることも可能なはず。今後の復活に期待しましょう。