2週間休業のレストラン。そして15年ぶりに帰省したシェフ
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学生だけではなく、働いている社会人にとっても連休という癒しの休息ほどありがたいものはないでしょう。しかし連休が長いからといっても、学生たちは受験勉強、社会人は溜まった仕事による休日出勤などをすることもあります。
もしかしたら、休まずに働くということが多くの人にとって当たり前になってしまっているかもしれません。アメリカでも一部の職種では、休日や朝晩関係なく働き続ける人たちの比率が、思いのほか高いのだそうです。
そんな中、カリフォルニア州ベーカーズフィールドに位置する、ある人気のレストランが突然、休業することを発表したといいます。お客さんたちは非常に残念がるのではないかと心配されましたが、意外にもお客さんはこの休業宣言に、レストランを称賛しているというのです。
休業を決断したレストラン主。そのお知らせ内容は?
このタイ料理のレストランは2週間の休業をお知らせしましたが、内容は次の通りです。
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我々のレストランで働いているヘッドシェフはタイから来た人です。
ですので彼が毎年、タイにいる家族に会いに行けるよう休暇を与えることにしました。
我々のレストランで働く前は、彼は他のところで働いていて15年もの間、故郷にいる家族に会えなかったのです。
しかし、我々のレストランと縁を結んだ以上、彼が家族にもっと頻繁に会えるようにしてあげたいというのが、私たちの思いです。
毎年秋に2週間の休業を取り、彼が家族に会いエネルギーを充電できる時間を持てるようにしています。
お客様にはご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、彼が充電して帰ってくる10月4日にお会いしましょう。
レストラン主人より
15年もの間、家族に会うこともできず一生懸命働いてきたこのシェフ。
15年間、頑張って働いてきた彼にご褒美として、神様がこのようなレストランにめぐり合わせたのかもしれません。
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ネット上での暖かい反応
そしてこの話を聞いたネットユーザー達からは、肯定的な意見が集まっています。
「シェフは残りの50週をより高い生産性をもって勤務できるだろう。またレストランの良い広告効果にもなるだろう。投資に対して効率の良い優れた選択だ」
「ここはうちの近くのレストランです。私も何回か食べに行きましたがすごく美味しいです。ベーカーズフィールドにお越しの際はぜひ行ってみてください」
「店員にまで配慮できるレストランなので行ってみたい」