商品管理
スーパーには様々な商品が並んでいます。それぞれが見やすい買いやすいように考えて陳列されています。冷蔵のもの、冷凍のもの、生鮮食品、乾物、缶詰、このような物が全て一緒くたに置かれているスーパーはありません。全てそれぞれ別の場所にあるべきものです。客が買いやすように陳列された商品達ですが、時々、「何故ここにこんなものが?」と商品棚を見て思った経験はありませんか?「一度カゴに入れたものの、やっぱり必要ないと判断し、誰かがそこに置いていった」らしき商品を見かけたことがあると思います。
商品をより良く管理する目的もある陳列基準なのですが、どう見てもこれに反している商品が紛れていれば、やはり違和感がありますし、店側もそれを見た別の客も、不快感に苛まれるでしょう。以前、このようにスーパーで違和感のある商品棚を見たというツイートが話題になり、反響を呼びました。
乾物売場に…
盛岡市在住の50代の主婦「にょに紫@242murasaki」さんは、ツイッターにこんな写真を投稿し、平気でマナー違反をする人がいるのかと疑問をぶつけました。
#他人に理解されにくい自分の嫌いなもの
スーパーでこういう事平気でする奴 pic.twitter.com/gJ9LdiduXSADVERTISEMENT — にょに紫💜 (@242murasaki) February 23, 2019
「乾物のほうれん草? 一瞬目を疑いました(笑)」とその時のことを振り返ります。最初のツイートは、大きな反響を呼び、「いいね」が8万件以上も付きました。乾物売場に生鮮食材であるほうれん草が置かれていれば、目を疑うのは当然です。ですが、最近のスーパーではこんなことは珍しくないようで、スーパー関係者は頭を悩ませているそうです。何も生鮮に限ったことではなく、常温の商品を冷凍庫に入れていったり、生魚を日用品コーナーに置いていったりする客がいると言います。その影響で、ほかの商品がダメになるケースのほか、炭酸飲料が冷凍庫に入れられてあわや爆発といった事態もあったそうです。
「にょに紫」さんは、これを地元のスーパーであったことだとして、置去りにした人は見ていないそうです。商品であるほうれん草は、当日の特売だったので店頭にも置かれていたが冷蔵ケースの方の置き場所に戻したにょに紫さん。一方で「このくらいなら店員さんの手を煩わせるまでもないと軽い気持ちで戻しましたが、イタズラされている場合もあるそうなので店員さんに話すのが良いようです」と話しました。
商品の行方
このような状況に、東京都内のスーパーの店長は「週に一回は見つけます」と答えたそうです。では、このような置き去り商品は一体どうなってしまうのでしょうか。
「戻すのが面倒くさい」などと、冷凍食品や生鮮食品を常温の棚に置いたままにしたりすれば、当然温度帯が違います。生鮮食品なら衛生上よくないため廃棄することになります。ほかの客が見つけた場合も、自らが元の売り場に戻すのではなく、従業員に声をかけた方がいいようです。また、大阪府内の生鮮食品スーパーの店長も、「野菜が普通の棚に置かれたり、冷凍庫で凍らせてダメにされたりすることなどは、たまにありますね」と話しました。
このような買い物途中でいらなくなったりなど、やはり前々から多い話のようです。今回は、SNSが普及した時代になって、以前より注目されたのでしょう。この問題に対して、各スーパーで対策を実際にするのは、難しいことです。「商品は元の場所に戻して下さい」などとアナウンスすれば、クレームが付いて客離れにつながることもあります。客商売のため、あまり強く注意もできないのでしょう。今回のことで、少しでも商品を置きっ放しにするマナーの悪い人が減ってくれればいいですね。
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