そこまでする必要があったのか?
アメリカの警察が、道路を渡っていた小さな野生動物を銃で撃ち殺したことについて議論が広がっています。9日(現地時間)CBS、ボルチモアなど米国のマスコミは、メリーランド州ボルチモア近くのキャロル郡のオールドリバーロード(Old Liberty Rd)で警察がマーモットを銃で撃つ映像が、SNSを通じて広まり、問題になっているとと報道しています。
愛らしい小動物の衝撃的な結末..
この映像は野生のマーモットが道路を渡ると、道路を走る自動車達は停止し、マーモットの姿を見守るシーンから始まります。
道路の渋滞を解決するために出動した警察は、マーモットが道路を早く渡るように誘導し始めました。しかし、いきなり近づいてきた人間を恐れたのか、歩いたり止まったりを繰り返しました。 マーモットが道路の3分の1くらいを渡った時、警察は突然腰から銃を取り出し、発射する姿勢を取りました。そして驚いたマーモットが走ると、ついに発砲したのでした。
マーモットが道路を渡る姿に興味を持ち、見守っていた動画の撮影者は予想しなかった警察の行動に”オーマイガッ!”と声を上げました。マーモットは、撃たれた体を引きずって森に逃げようとしましたが、警察は再び撃ったのです…。そうすると、マーモットは動かなくなりました。
現地時間6日午後4時ごろ起きたこの事件は、SNSを通じて広まり、警察に向けた強い非難が殺到しました。 目撃者オルコスカは”可哀相な野生動物がほんの少しの間、道路を渡ろうとしただけなのに、こうやって殺すべきだったのか!?”と警察を非難しています。動物保護団体も”マーモットは警察に対して何の脅威もなかったのに”と非難しています。
警察の弁解が酷い…
人々からの非難が殺到すると、警察はマーモットが警察を向かって走って来ためだという理由を明らかにしました。キャロル郡の警察当局は声明書を通じて“マーモットを森に帰そうとしたが、計画通りに反応しなかった”、“大衆の安全をために銃を撃った”と説明しています。
しかしこの声明書は、ネットユーザーたちの非難を増幅させる結果となりました。“映像でマーモットが走ったのは、道路を渡る時と、逃げるために森に向かって走っただけで、警察を脅威したものと見られない“と、映像を見た人々は言っています。
またマーモットが興奮する以前から警察が、銃を取り出して発射する姿勢を取った部分についても理解できないという反応を見せています。