オリエンタルラジオ・中田敦彦さんが3日、自身のYouTubeチャンネル(セカンドチャンネル)を更新。イジりとイジメの境界線について持論を述べたのですが、オリラジが‟イジり”で笑いを取ろうとはしない理由を語りました…!
中田さんはこの日、スタッフから「お笑いの中での、イジリとイジメの境目」を尋ねられると、「難しい」「笑いになったからいいじゃんの議論もあるし、本人も喜んでるからの議論もある」などと述べました。
続けて慎重に言葉を選びながら持論を展開。「広い意味で言えばイジメなんだろうと思う」と述べる中田さんですが、「いじられたほうがフォーカスされて、事態が好転することもある」とも考え、全否定も全肯定もしませんでした。
ただ、中田さん自身の好みとしては「アウトボクシングっぽくて好きじゃない」とのことで、ここでスタッフが「オリラジってそういうの(他者を貶す笑い)やらないって言うか」と指摘。
すると、中田さんはうなずき、「僕も変だし、藤森(慎吾)くんも変じゃないですか」「イジれないんですよ。『いいじゃん変で』って思うから」とコメント。
オリラジが最初にブレークしたきっかけは『武勇伝』、二度目のブレークは『パーフェクトヒューマン』。今思えばオリラジはずっと前から他者を肯定する笑いをしていたと言えるでしょう。
中田さんとしては当然のことなのか、今回サラッと語っていたものの、イジりで笑いをとらない、いや、イジれないその理由が明らかになりました。
さらに中田さんは、イジる側の芸人が重宝されすぎてバラエティ番組から‟変なやつ”がいなくなった時期があったと漏らしています。
その結果、ひな壇にイジり芸を得意とする芸人が並ぶことになり、「上手さはあるけど、爆発力の偏差が減ったみたいな議論もありました」などと裏話を明かしています。
今回の動画に対し、コメント欄では「オリラジは褒める芸が多いから好き」「自分がオリラジを好きな理由がわかりました」など、早くから褒める芸を続けてきたオリラジのスゴさを再確認したという声があがっています。
他には「難しい問題ですよね」「答えはなかなか出ないね」「テレビはイジられてお金が貰えるけど一般の人は違うし……なんとも言えない」などの声も。
お笑い芸人は山ほどいますが、その世界観や笑いのセンスなどは様々…。ただ、いまお笑いの業界では「人を傷つけない笑い」が一つのトレンドとなっており、「人を傷つける笑い」ではもう笑えない、と感じる人も多いようです。
オリラジのような‟褒める芸”や‟人を傷つけない笑い”が今後、目立ってくるかもしれません。