昭和から平成にかけてのバブル期前後に制作された、いわゆるトレンディードラマで主役を張り続けた浅野温子は、15歳のときに山口百恵の主演映画『エデンの海』で山口のクラスメート役で映画デビューしました。翌77年にはNHK朝の連続テレビ小説『文子とはつ』で存在感を示し、人気女優への階段を駆け上がっていきました。
同年に若松孝二監督の『聖母観音大菩薩』という映画にも出演当時16歳にしてフルオープンの艶シーンを見せていたこともあります。この映画『聖母――』に主演した松田暎子は、『愛のコリーダ』で〝ガチ女優〟として世界に存在を大アピールした直後で、本作も非常に注目度が高かったものでした。そんな松田の艶シーンの数々の中で、実は浅野も艶シーンを演じています。
78年に出演した『高校大パニック』でも、わずかながらその美ボディーを見せてくれました。ガンマニアの高校生が数学教師に怒られ、銃器店から強奪した猟銃を手に、女子生徒を人質に学校内に立てこもるというパニックムービーで、浅野は生徒役で、終盤にブラウスを破られて左側がモロ露出します。わずかなシーンで、どうしても見せないといけない場面というわけでもありませんでしたが、17歳の美しいフォルムをしっかり見せて、作品に緊張感を与えてくれていました。
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