8月6日。広島は77年目の「原爆の日」を迎えます。慰霊碑の前では午前7時から多くの人が祈り続いてきました。午前8時から広島市の平和公園で平和記念式典が行われています。
「大のお友だちのことばかり、今でも頭から離れません…。さぞ熱かっただろう。もうかわいそうでなりません」と、原爆で友人が亡くなった被爆者が原爆への苦痛な記憶について語りました。
11万8935人の被爆者は平均年齢が84歳超えました。放射線の悪影響に受けた被爆者たちの苦悩に寄り添い、被爆者支援策を充実することを強く求めると、広島市の松井市長が宣言しました。
今年の「原爆の日」は日本だけではなく、国際的にも注目されています。参列者は合わせて3500人。国連のグテーレス事務総長のほか、過去最多の114カ国の駐日大使も参列されております。また、ウクライナへの軍事侵攻を続け、核兵器の使用を示唆するロシアは招待されていません。
ネット上でも「望むことはただ1つ、大好きな人達といつまでも平和の下、生きていきたい、ここに尽きるのではないでしょうかね」「平和に向けての歩みを止めてはならないという思いを新たにする願いたい」などの平和を願う声が寄せられています。
被爆者の高齢化とともに、被爆体験の継承も平和への認識を深めることも大事な課題だと思っています。
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