「(東京は)演劇は大丈夫だけど、映画はダメとうかがって大変ショックを受けましたし、悲しかった。くじけそうになった…」
去る22日、トップ女優の吉永小百合さんが 都内で行われた映画「いのちの停車場」の舞台挨拶で苦しい胸の内をこう語っていましたが…。
そのような 吉永さんの涙の訴えを見て、映画業界が即座に動いたという。去る24日には 日本映画製作者連盟が声明文を発表。映画館ではクラスターが発生していないこと、感染症対策に万全を期すことを前提に、6月1日からの 営業再開を求める声明文を発表したのでした。
これは「邦画大手4社が足並みを揃え、社長の連名で出した異例の声明文」(関係者)だそうです。演劇はいいけど、映画はダメというような あいまいな 小池都知事のコロナ対応にたまりかね、反旗を翻したようです。
そして、これは 映画だけではないようで…。「大衆娯楽である寄席は、社会生活の維持に必要なものだと判断した」として営業を継続することを発表したものの、都の要請で一転して営業休止に追い込まれたため、GW中には落語業界も都の対応に猛反発したのでした。
なぜダメなのかという明確な根拠はなく、説明責任すらすっとぼけてやる気がないようだと言われる現状に… 飲食店イジメから始まり、落語イジメ、映画イジメ、人流やら必需品かどうかなどを理由に百貨店もイジメの対象に⁉と言われています。これから どう理由を並べ立てても、もはや整合性は取れないようです。そのため 我慢の限界という悲鳴が あっちでもこっちでも上がっているのが、現場の様子と言えそうです。
演劇もNOにせよではなく映画もOKに⁉検査を充実していれば 感染動向など何らかの知見が…
今回のこの報道にも 多くのコメントがよせられているようですが…
《メインは家庭内感染、病院や施設などの感染。無症候が多く、これは止められないからその先の娯楽(飲食も)、エンタメで締め付けてるだけ。だから緊急事態宣言しても少ししか減らない。多少の感染源ではあるので規制をイジメと言う言い方は不適切だが、感染の主戦場のように報じたメディアはイジメに該当するだろう。弱い自粛をだらだらしかやれない制度の問題だけど、これは1番ストレスが溜まる》
《この間藤原竜也さんと石原さとみさんの舞台を観に行きましたが、お客さんはシニアから若い方までとさまざまな年齢層でしたよ。私は50代ですが映画も観に行きます。感染対策がお手洗いまでされているしスタッフの方は全員マスクにフェイスシールドだし、不安なく映画を楽しんでます。演劇に行くのは高齢者って、その根拠はあるのでしょうか?》
《私は今、映画も美術館も演劇も見たくない。吉永は映画館での感染対策に責任はもっても往路やその後の食事や会話に責任持てるのか? サラリーマンだって恐怖にかられながら出勤している。そして容赦なく住民税と所得税を取られているんだ 》
《どちらも良いところする方法に、検査という手法がある。経済回しながら、感染を抑制していくやり方だ。pcrに限らず、抗原検査だけでも行えば、相当変わった筈だ。尾身会長がウィルスを沢山持っている人を特定するのに、pcrは必要では無い的な話をしている筈だ。東京で一度ぐらいやれば良いんだよ。やって効果無いならほかの方法へ移行なんだけどな。アレルギー反応的に検査手法を拒否る、考え方が、本当に理解出来ない 》
《演劇もNOにせよ、ではなく映画もOKにせよというご意見が少なからずあるようだ。映画館は対策をしっかりできているからリスク小との意見もあった。オリンピックとの違いが理解できない。権力が進めることは悪という単純な話なら(賛同はできないが)理解できるが、ほとんどの人が感染拡大リスクを主張される 》
《ろくに検査をしないから科学的なデータが得られないのです。もっと早く検査を充実していれば、感染動向、広がりの様子などに関して何らかの知見が得られたでしょう。いくら自粛をしても全くお門違いの対策をしている可能性もあるのです》
《何でもかんでも禁止にしているのに感染者数は激減しない。経済、特に小売りやサービスなど街を作る産業がメチャクチャです。死ななければ良いという考えが違うと言われるかも分かりませんが、病床使用率40%、死亡者の平均年齢が80歳超えているのに今の政策で良いのか、都知事の権限制限する仕組みが必要ではないでしょうか》