アップルにiPhoneの修理に出した女性の身に、想像すらしていなかった事件が起きました。
修理に出した携帯から他人には絶対に見られたくない写真と動画が勝手に抜き取られ、修理技術者が無断で女性のフェイスブックに投稿したのです!
この事件による「深刻な精神的苦痛」の慰謝料として、アップルが女子学生に数百万ドルを支払ったと英紙「デイリー・テレグラフ」が報じていますが、この報道を巡ってはネット上でも波紋を呼んでいます。
騒動はアップルの委託先であるペガトロン社の修理センターで起きました。オレゴン州の大学生だった被害者は壊れた自分のiPhoneをアップルに送ったといいます。
修理の過程で2人の技術者は彼女のフェイスブックアカウントから、まるで彼女自身がアップしたと思われるような形で「さまざまな段階の全〇姿の写真10枚と行為中のビデオ」を投稿したというのです。
友人から彼女に連絡が入り、これらの画像はすぐに削除されたことが明らかになっています。
同紙は「iPhoneの修理施設で明らかになった最も重大なプライバシー侵害」と綴っています。
アップルはこれまで自社のデバイスの修理について、自社公認の修理業者を推奨してきました。
2人の技術者はすぐに解雇され、より監視体制を厳格にしたというが、アップルへの信頼が大きく揺らぐ事件となったようです。
ちなみに、最終的にはAppleが数百万ドルの補償金を支払ったこともわかっています。
これら一連の報道を巡って、ネット上では以下のような反応が寄せられています。
「安い修理業者かと思ったら、Appleかあ…しかも本人装ってということは、不正アクセスもしてるということ?
電源さえ直れば、ログインしっぱなしだから簡単だろうし、取り扱う人間のモラルの問題よね」
「スマホは個人情報が詰まっているので、安易に預けたくないですね。」
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