4月1日からスタートしている、広瀬すずさん主演のNHK朝の連続ドラマ小説「なつぞら」は朝ドラの記念すべき100作目だそうで、現在、北海道十勝の大自然を舞台に物語が繰り広げられています。時代が変わっても人気が絶えない朝ドラですが、過去には残念な結果を出した作品もあるようです…。今回は朝ドラ歴代最低視聴率を出した作品を紹介します!
NHK朝の連続ドラマ小説(朝ドラ)は誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。これまでに数多くの女優がヒロインを務め、かつては若手女優の登竜門ともいわれていました。朝ドラのヒロインを経験すると、その後、女優として大成功し、国民的人気が出る場合も少なくありません。しかし、中には大コケした作品も…。point 216 | 1
「ファイト」
当時17歳の本仮屋ユイカさんが主演。不登校を乗り越えて牧場経営までに至るサクセスストーリーです。
ヒロインの本仮屋さんはわりと好評でしたが、準主役が競走馬という設定に視聴者が馴染めなかったそうです。そのせいで、視聴率はあがらず。不登校を乗り越えるという設定ですが、友達がみんな悪人すぎて気の毒に思え、“不登校になるのも当然だ”という意見があったようです。
「芋たこなんきん」
ヒロインの喜劇役者・藤山寛美の娘として知られる、藤山直美さん。当時、ヒロインの藤山さんは史上最高齢の47歳という異色作でした。
物語自体はけっこうおもしろく好評だったようですが「朝からあの顔を観たくない」という否定的な意見があったようです。やはり、若手のヒロインが出演していないマイナス点が大きかったので、NHKはこの作品以降、若手ヒロインを出演させています。
「わかば」
当時、現役の大学生だった原田夏希さんがヒロインを務めました。この作品が放送されていた時期、“朝ドラ暗黒”といわれていたようで、朝ドラとしては初めて、第1話から視聴率20%を超えることができなかった黒作品だといいます。
しかし、この作品はのちに舞台化もされており、好評だったようです。そう考えると、原田さんにとってはタイミングが悪く不運な作品だったように思えます。
「純と愛」
現在も活躍中の女優・夏菜さんがヒロイン務めた、2012年放送のこの作品は、ある意味話題になったそう。
ヒロインの夫が他人の心が読めるという超能力や、怒りを覚えた時にすぐに怒鳴り散らし乱暴になるなど、“朝ドラらしくない内容”で、最終回では病に侵されたヒロインが寝たきりになるという、なんとも救いのない方向性に視聴者は受け入れがたく、放送直後からクレームが続出。
第1話からクレームを受けたのは、朝ドラ100作品の中で、後にも先にも『純と愛』が初めてのようです。このような作品に恵まれた夏菜さんが気の毒に感じますね….。
まとめ
朝ドラは比較的年齢層の高い世代に人気があるので、挑戦的な作品や非現実的な作品などは受け入れられにくい傾向のようですね。今回、広瀬さん主演の「なつぞら」はこの先どう評価されていくのでしょうか…?!