昨年、人間の言葉を器用に話し、ペットとしても多くの人から可愛がられているインコを動物虐待したとして、愛知県警は、名古屋市中村区椿町、無職坂野嘉彦容疑者(34)を動物愛護法違反(愛護動物の虐待)の疑いで逮捕したと発表しました。
坂野容疑者はインコを虐待する動画をネット上に投稿しており、ネット上からは批判の声が殺到していました。
動物愛護法違反の疑いで逮捕されたのは、坂野嘉彦容疑者(34)です。
坂野容疑者は昨年6月中~下旬ごろ、名古屋市中村区の容疑者の自宅で、身動きが取れないようにしたインコ1羽に、コンドームをかぶせて身動きがとれないようにした上で、ガスライターを押し付けたり、ベッドや床に放り投げるなどの虐待をした疑いがもたれています。
警察によりますと、各地から愛知県警に「インコを虐待している動画を投稿している人がいる」などと多数相談が寄せられたため、ネット上でこうした動画を確認したといいます。
坂野容疑者のツイッターアカウントの紹介ページには、「あらゆる方法・道具を使い、インコを可愛がる溺愛愛好家」と書かれていますが、その方法とは衝撃的のものでした。
昨日知った
インコ虐待動画をTwitterに上げてる
インコは最強の薬とかほざいとるキチガイの情報を
まだ逮捕されてへんみたいなんでFacebookのタイムラインにも公開投稿して
注意呼び掛けといた
早く逮捕されてくれ pic.twitter.com/9FRIEGPz22ADVERTISEMENT — Death Merchant・ (@wmdajgpwjd) July 1, 2019
ツイッターには、『「インコにもオシャレが必要!」羽根の筋肉部分にピアッサーで穴をあけて、ピアスを付けてみよう!という、素晴らしい発想が思い浮かんだので、さっそくAmazonでピアッサーを注文したよ!』などと投稿するなど、虐待を疑わせるような投稿が多数見つかっています。
ほかにも羽をむしり取られた様子や死んだインコがゴミとともに捨てられている様子もあげられていました。
通報した女性によりますと、
「犯人をとにかく逮捕してほしかった。もう全身の震えが止まらなくなりました。あまりにもひどい状態だったので、人が平常心で行えるような行為ではない。残虐性の高いことをしているので信じられない」と怒りの心境を語っています。
警察の調べに対し、「インコの呼び鳴きがうるさくて腹を立てて虐待した」と容疑を認めているということです。
坂野容疑者の卑劣な動物虐待に対し、ネット上でも怒りの声が多数寄せられています。
「YouTubeでハムスターを虐待してる人がいます。動物を虐待してる人は全員捕まってほしい。」
「本当に捕まった。記事を読んでいて胸が苦しくなった。動物愛護法を改正して、もっと厳しい取り締まりをしてほしい。どうしたら動物愛護法を改正して厳しくできるのか?国会でもっと話し合って欲しいです。」
「こうした動物虐待は山ほどある。もっと大きく取り上げて問題にしてほしい。ここまで酷いことをしているのはこの人だけじゃない。各報道番組で取り上げてもいいはず。そして逮捕されても大した罪にはならない現実を知らせてほしい。」