「蛇にピアス」に出演した高良健吾の舌が本当に枝分かれしているのではないかと騒がれています。あれは映画撮影中に施した特殊メイクなのか、それとも天然なのかどちらなのでしょう。
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「蛇にピアス」へ出演し話題に
「蛇にピアス」は金原ひとみさんの小説です。綿谷りささんとの芥川賞の同時受賞は当時大きな話題となりました。「蛇にピアス」は金原さんの人生を色濃く投影した作品。彼女はずっと生きづらさを覚えており、どのような環境にいてもそれが薄れたことはないと公言しています。ピアッシングなどの行為を選択する人は彼女のように、ある種の「生きづらさ」をずっと感じていた人が多いと言われています。
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高良健吾さんは金原さんが作り出した世界が映画化される際に、抜擢された俳優のひとり。全身にタトゥーを入れて顔に夥しい量のピアスをした青年を熱演しました。高良さんのことをよく知らない人は、この役のインパクトがありすぎて「本物の輩だ……」と思い込んでしまった人が続出したとか。それくらい迫真の演技を見せられたということなので、役者冥利に尽きますね。
スプリットタンは本物か?
「蛇にピアス」の中で最も衝撃的とも言えるビジュアルは、高良さんのスプリットタンです。どういうものかと言いますと、舌の先端が蛇のように枝分かれしているのです。不気味な印象を与えるこちらの舌が、本物なのかどうか話題となりました。もしこちらの舌が偽者でなければ、彼は映画のために舌を整形したのか、それとも生まれ持ったものということになります。
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真相はと言えば特殊メイクでした。がっかりした人がいるかもしれませんが、他の役をやる際にスプリットタンでは支障が出てしまいます。しかしこういった舌の形状を実際にしている人は存在します。ピアッシングなどを好んでする人がエスカレートすると、舌を大きく二股に切るのです。見慣れていないとゾワゾワすることは間違いありません。「蛇にピアス」は、世の中には色々な世界がまだまだ存在するということを教えてくれる作品でもあるのです。
刺青は本当に入れた?
高良さんは「蛇にピアス」の中でアマという青年を演じていました。アマは小説内でも刺青を入れています。実際にこちらの映画を撮影する際に、アマ役の高良さんはドラゴンの刺青を背中から左肩にかけて入れています。本物のようにも映るこちらの刺青ですが、映画用にペイントしたものというのが真相。もしひとつの作品のために刺青を入れたとなれば、それは役者としての覚悟を感じさせてくれますが、高良さんの役者人生はこれで終わるのではありません。
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むしろこれからもずっと役者業を続けていき、円熟味のある俳優になっていくはず。もし彼が将来、今よりも貫禄が出てどっしりとした風貌の役者になったら、かつて「蛇にピアス」に出ていたことがギャップを生み出すのは間違いありません。「あの名優、高良健吾がかつてはこんなにヤバい若者を演じてたの!?」と思われること請け合い。役者とは色々な役柄を演じる人のことを指します。今後の彼がどう変化していくのか、とても楽しみですね。
まとめ
高良健吾さんの舌が本当にスプリットタンだったのかについて検証してきました。実際の彼はと言うとアマとは正反対の好青年。2016年に起こった熊本の地震の際には、現地にかけつけ4日間、給水ボランティアを買って出たほどです。
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役者業に命を賭けている彼は、色が着くことを恐れず、どんどん新たな役柄に挑んでいくことでしょう。「テレビドラマよりも映画やお芝居に出たい」といった強いこだわりを持つ彼のこと。これからも俳優として邁進していくに違いありません。