ファッションの分類にカラー別が登場しまたまたおしゃれな女子が増えそうな予感。赤文字・青文字・黒文字・紫文字のファッション系でここでは青文字系はどんな特徴があるのか分析しました
青文字系てどこから生まれた?
最近ではファッションのジャンルを色の系統で区分して呼ぶのが主流です。代表的なのには赤文字系・青文字系・紫文字系・黒文字系。
この色系ジャンルの生みの親は、アソビシステム株式会社の中川俊介氏で、彼が企画する原宿を基盤とした原宿ファッションのイベントを「赤文字系ファッション」と名付け、それと明らかに区別をするという意味で「青文字」を便宜上名付けたのがきっかけだったそうです。
青文字系のファッションの言葉の起源は赤文字系との差別化を図るもので、赤文字系のコンサバティブな雰囲気とは全く反対の、原宿のファッションのなかでも特に個性の強い独創性のある雰囲気をもつわが道を行くタイプのファッションのことを青文字系と呼ぶようになりました。
青文字系のファッションとは?
青文字系のファッションは原宿のコンサバティブではない部分をすべて集約したスタイルで、ポップでカラフル、個性的で独創的な非常にプレイフルな恰好をするファッションを青文字系と呼びます。
この青文字系をはじめとする色で表現したファッションジャンルは実は海外でも注目されていて、BLUEのBをとって単に「B系」と表現されたり、日本の新しいカルチャーとして徐々に浸透してきています。
青文字系のファッション雑誌?
ファッション雑誌も今までのように季節や年代を基調とした内容の雑誌ではなく、系統によってまとまる傾向が見られます。
青文字系のファッション雑誌の代表には「Zipper」ジッパーがあります。1993年創刊の10代後半を中心に絶大な人気を誇るマガジン。
1998年創刊「KERA」ケラは原宿のストリートファッションを紹介しているのが魅力で、パンクやロリータといったファッションからバンド系と言われるファッションまで網羅した雑誌です。
1999年創刊の「SWEET」は20代をターゲットにした大人スイートと言われるファッションを発信。10代でタダ個性的だった少女がちょっと背伸びしたスイートなファッションに挑戦するのにとっても参考になる雑誌として人気があります。
「Mer」メルは青文字系の中ではちょっと別格。古着好きの女子がこぞって買い求める雑誌で、テーマはほっこりキュート。青文字系の個性的な系統を継いだオプション的な雑誌です。
青文字系ファッションモデル
青文字系のファッション雑誌で有名になったモデルはたくさんいます。
テレビでもよく見かけるきゃりーぱみゅぱみゅはまさにこの青文字系の代表的存在。
それもそのはず、彼女が処女くする事務所の社長がこの青文字系の名付け親ですからね。
きゃりーぱみゅぱみゅは2009年に「KARA]のストリートモデルとして登場し、以後「Zipper」「CUTIE」など青文字系の雑誌にレギュラーで登場します。
「CUTIE」からは他にも白川もえみ、中村瑠莉奈、田口美佳、脇田恵子、青柳文子、寺本愛美、などが代表的です。
「KARA」ではアヤコシラタマ、青木美沙子、が有名。「Zipper」からはななえ、タカハシマイ、小山京子、クルミナカダ、新井緑、瀬戸あゆみ、三好香織が活躍。
まとめ
青文字系ファッションはポップでカラフルで個性的なことからもっとも東京ファッションを象徴したジャンルと言えます。毎年東京ファッションショーに多くのデザイナーやファッションピープルが世界中から集まり、原宿のポップカルチャーを基調とした日本独特のファッション発信を楽しみにしています。新しいジャンルが日本で生まれる度、日本の文化が常にイノベーティブであることを確信させるポジティブな傾向ですね。