尿意を感じてトイレに行くことは人間の当たり前な生理現象ですが、あまりにもトイレが近いとなると少し心配になってしまいますよね。頻尿の理由は一体何なのでしょうか?
通常の1日の尿の排出回数はどのくらい?
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大人の1日の尿の排出回数は4~6回。また、寝ている最中にトイレに行きたくなることもよくありますが、夜に2回以上の排出があれば「夜間頻尿」、また、1日に8回以上トイレに行くことがあれば「頻尿」に当てはまります。
頻尿の理由は?
水分の過剰摂取
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水分の過剰摂取は当然ながら頻尿の原因につながります。水や清涼飲料水だけではなく、スープや果物、野菜にも水分が多く含まれています。特に寝る前に多く摂取すると寝ている間にトイレに行きたくなり、睡眠リズムまで狂ってしまうため注意が必要です。水分摂取は必要不可欠ですが、1日1.5L~2Lの摂取を守りましょう。
カフェイン、アルコールの摂取
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カフェインとアルコールは脱水症状まで引き起こすほど利尿作用が強い成分として知られています。そのため、カフェインが含まれているコーヒー、緑茶、炭酸飲料や、アルコールが含まれたお酒を摂取した後に頻尿が起こります。
老化(年齢)
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年齢を重ねるほど、骨盤の筋肉が弱くなり、尿意が我慢できなくなります。高齢なほど利尿作用を引き起こす食事を制限し、膀胱の調節力を改善する運動をすることで、頻尿を改善することができます。
膀胱炎
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膀胱炎の代表的な症状が頻尿です。膀胱に炎症が起こる理由としては、トイレの際にお尻を後ろから前側に拭いて細菌に感染したり、トイレを我慢する習慣などがあります。特に男性よりも女性に多いとされています。
尿失禁
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尿失禁を放置すればするほどさらに症状がひどくなる頻尿。病院で診察してもらい、これ以上の悪化を防止しましょう。放置しておくと細菌感染を起こしたり、外出にも影響を及ぼします。
尿管結石
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尿管結石の場合、膀胱の刺激により頻尿の症状が現れます。結石による痛みは突然起こっては消える症状を繰り返し、男女の生殖器へと広がっていきます。
緊張による神経性の頻尿
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検査上、何の問題も無い時も頻尿の症状が現れる場合は、心理的緊張による神経性の頻尿の場合があります。試験や面接を控えていたり、見知らぬ場所での緊張状態であればあるほど、トイレが近くなる症状を覚えます。
糖尿病
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糖尿病の代表的な症状にも頻尿があります。血糖の調節の問題で喉が渇きやすく、水分を多く摂取してしまうため、トイレが近くなります。調節できない糖尿であるほど、該当の症状がひどくなりますが、糖尿病も高血圧と同じで、最初は何の症状も感じませんが、血糖チェックを通じてではないと症状を確認できないため、定期的な血糖の検査は欠かせません。
妊娠
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妊娠初期にだんだん大きくなる子宮が、臨月に近づくと胎児の頭が膀胱を刺激するため頻尿の症状が起こります。これに関しては避けられない症状のため、トイレに行くのが面倒と思って我慢をしてしまうと細菌感染の恐れがありため、尿意を感じたらすぐにトイレに行きましょう。もし痛みや熱っぽいと感じたら感染性の疾患である可能性があるので、病院で診察を受けましょう。
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