今月1日に心不全で死去したアントニオ猪木さんの当時をよく知る元猪木番記者がかつてを振り返り「アントニオ猪木がいちばん好きなのは2番目の妻、倍賞美津子さんだった」という記事に、批判の声が上がっています。
具体的なエピソードは生前の猪木さんは倍賞の悪口を言わず、「いい女だった」とか「感謝している」などと、いろいろなところで褒めちぎっていた時期がある、というものです。
そしてここからが記者の想像と思われる部分で「だから誰と結婚しようが、本当に好きなのは倍賞美津子だったのではないか」、つまり4回結婚した中で最も好きだったのは倍賞、と思わせる結論でした。いろんな顔を知る記者だからわかる、とも綴られていたが、実生活の1%も一緒に過ごすことのない他人に、猪木さんの心の中を推し量れるものなのでしょうか。
多くの女性の反感を買っているのは、そこでした。「相手によっても愛の表現方法は変わる」「情熱的だからといって、それが一番だったとは限らない」「歳を取るにつれて、変わることもある」という主張です。
猪木さんが亡くなってしまった今、本当の気持ちを聞くことはできませんが、あれやこれや気持ちを決めつけるべきではないし、少なくとも、人の愛の形である。そっと安らかに、眠らせてあげてほしいですね。
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