栃木県鹿沼市を流れる大芦川が、関東一の清流と言われ、バーベキュースポットとしても有名な観光地です。お盆休みのなか、大勢の観光客がバーミキューや川遊びを楽しんでいますが、一部の迷惑客によるゴミの不法投棄や川への危険な飛び込みが相次ぎ、地元の住民を悩ましています。
近くの岩場や橋の上から、多くの人たちが次々飛び込んでいました。周りには岩場もあり、過去に死傷者も出たため、危険ダイブの看板と侵入防止のためのネットが設置されていましたが、看板を無視して飛び込む人もたくさんいました。
また、近隣住民が騒音問題に悩んでいます。特に文化の違いによる外国人観光客が訪れ、午前四時半から大音量で音楽を流している人も大勢いるそうです。取材で住民の一人から「お酒飲んで、外国人同士のけんかが、ここ3回ぐらい続いてる。あの車、あそこ撮影してきた?あのボコボコになってる。あれも、そう(けんか)だから」と教えてもらいました。
8月まで続いてきたこの状況について、鹿沼市市民部西大芦コミュニティセンター・橋本浩一担当主任が「ルールを守って、楽しんで遊んで頂く分には、来てもらっていいと思うが。ゴミを捨てる、地域の方に迷惑を掛けるお客さんであれば、来てほしくないというのが、厳しい言い方をすれば本音」と語りました。
ネット上でも「『禁止』と書いてあるだけでは抑止力にならない若者達」「多くの人はルールを守っても一部が多数になり影響が出るくらいもはや守らない人がいるという事」「残念ながらルールと罰則が無いとマナーも理解できない人は増加してる」などの声が上がっています。
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