6月18日、コカイン使用として麻薬取締法違反に問われたピエール瀧被告に対して、東京地裁は懲役1年6か月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6か月)の判決を言い渡したことが分かりました。
そもそもこの刑期は長いのか、短いのか…
今回は、これまでに薬物服用で逮捕された芸能人の懲役期間と比較してみました。
井上陽水
懲役8か月 執行猶予2年
1977年、歌手の井上陽水は大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕されました。
「自分は酒が飲めないので、くつろぐためにマリファナを吸った」と自供していた井上は懲役8か月、執行猶予2年の判決が下っています。
ちなみに「探しものは何ですか」という歌詞で知られている曲の「夢の中へ」は、ガサ入れの捜査官を皮肉った歌という噂がネット上に流れているが…これに関してはただのガセです。
ピエール瀧、酒井法子、いしだ壱成
懲役1年6か月 執行猶予3年
今回のピエール瀧被告と同じ刑期なのが歌手の酒井法子と、俳優のいしだ壱成です。
2009年、酒井は覚せい剤を所持し使用していたことが報道されました。
警察署から任意同行を求められたが拒否して逃亡を企ていました。元夫(当時)とともに有罪判決を受け、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。
いしだに関しても2001年に大麻・LSD所持などで逮捕されて、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決が下っています。
小向美奈子
懲役1年6か月 執行猶予なし
懲役期間が同じでも、再犯だと執行猶予がいきなりつかなくなります。それが、元タレントの小向美奈子なのでした。
2009年に一度覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた彼女は6年後の2015年に再びクスリの魔の手にかかります…
弁護側は執行猶予付きを求めていたが、東京地裁の判決は懲役1年6月、執行猶予なしの実刑で栃木刑務所に入れられています。
清原和博
懲役2年6か月 執行猶予4年
プロ野球界の花形スターでもあった清原も引退後の不安を薬物で紛らわせていました。
彼には2016年に懲役2年6か月、執行猶予4年が言い渡されていました。
ASKA
懲役3年 執行猶予4年
覚せい剤と合成麻薬MDMAを使用していたASKA、2014年に懲役3年執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡されていました。
押尾学
懲役3年6か月 執行猶予なし
酒井法子と同じ時期にヤラかしてしまったのが押尾学。
矢田亜希子の元旦那として知られている彼は合成麻薬MDMAを使用していました。
さらに、一緒に使っていたホステスの女性が死亡し、MDMAを服用した罪と、MDMAを服用して意識不明となったホステスに対して、適切な処置をしなかったことで保護責任者遺棄致死罪にも問われていました。そのために刑期が長引き、収監されていました。
やはり薬物使用だけではなく、生死に関わると一気に量刑が重くなりますね…
この後は田口淳之介と小嶺麗奈被告の裁判が始まりますが…2人は果たしてどうなるのでしょうか…