火星は地球から約5400万km離れているといいます。そのため、火星を探検するためには資源の活用が不可欠です。その中に自身の「うんこ」も該当するわけですが、最近とある研究チームが「うんこ」を安全に、さらに栄養価の高い宇宙食を作ることに成功したそうです。
どうやって宇宙食を作ったの?
写真: channel4fm.com
では、「うんこ」でどのように宇宙食を作るかというと、人間の「うんこ」の中に微生物を入れ、「うんこ」を分解します。栄養素を抽出し、微生物を作動させる機械の中に「うんこ」を投入し宇宙食を作るというこのシステムは最も効果的なんだとか。そしてこの宇宙食は発酵食品である「ベジマイト」の代わりになるそうです。また、このシステムは排水を処理する際、また特定の物質を再利用する際、最も使われている方法だそうです。
写真: entabe.jp
自身の「うんこ」を食べるなんて想像もしたくありませんが、火星のように遠くまで探査する場合、短くても数ヶ月、長ければ数年滞在しなければならないため、資源を有効活用することが最も大切です。そのため、NASA側は燃料の効率を考えることが必須とされており、スペースシャトルの中に物が多くなるほし燃料を多く消耗してしまうのがその理由だそうです。結論からいえば、廃棄物でも効率的に安全な方法で再利用が可能になれば、宇宙まで飛行する費用を大幅に削減することができるとのことです。point 295 | 1