日本を代表するJ-POP歌手というと、多くの人が安室奈美恵を思い浮かべると思います。安室奈美恵は10代のときから活躍していて、小室プロデュースによってミリオンセールスを記録するようになります。
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さらに、そのファッションやメイクは若い女性の憧れになり、多くの女性が安室奈美恵のファッションやメイクを真似するようになります。これがアムラーと呼ばれて、時代を象徴するものになりました。順風満帆だった10代から20歳ころに、安室奈美恵の周りでは色々なことが起こりました。結婚、出産、母親の死など、嬉しいことも辛いことも、この短い時期にいっぺんに経験することになります。ここから安室奈美恵の考え方や、音楽にも変化がおき始めます。point 279 | 1
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小室プロデュースから脱退して、オリジナルの道を模索し始めます。また、この時期から歌番組以外のメディアへの露出が少しずつ減り始めます。小室プロデュースから脱退した安室奈美恵の音楽は、すぐに世間に受け入れられることはなく、CDのセールスは伸び悩むようになります。メディアも安室奈美恵のことを取り上げることは少なくなり、批判的な意見をいう人も増えるようになりました。
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しかし、やはり安室奈美恵には底力がありました。音楽の路線を変えることで、一時は人気が落ちましたが、そこから人気は再燃し、ライブチケットは即完売するようになりました。CDやアルバムのセールスもトップになることも増えて、人気はゆるぎないものになりました。しかし、メディアへの露出はどんどん減っていき、今現在はライブ以外では歌っている姿を見ることはできないです。ライブはトークがなく、次々に曲がスタートしていくスタイルです。間違いなくダンスも歌唱力も日本トップレベルです。point 300 | 1
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先日引退発表をした安室奈美恵ですが、以前雑誌の取材で、「息子のためなら安室奈美恵をいつでも捨てる覚悟がある」と語っていました。安室奈美恵にとって息子は宝物で、一番に優先する存在なのです。息子が二十歳になったことで、安室奈美恵として活躍し続けるモチベーションがなくなったのかもしれません。
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10代の頃から芸能界で活躍し、メディアに持ち上げられては落とされて、時に批判をされて、常人には想像できない激動の日々を送ってきたと思います。音楽でトップを取り、楽しい時期も大変な時期も経験し、もう芸能界や、音楽界に未練がないのかもしれません。やりきったという清々しい気分だと思います。