標準語を使用する方は方言が分からず、相手の言うことが理解できない、ということもよくあることでしょう。そんな中、授業で方言を使用する教師に「何言ってるのかよく分からないので、その方言を直して下さい」と言い放った生徒が話題になっているそうです。
教師に標準語使用をお願いするのは無礼?
とある高校にて、当時2年生になる生徒が理科の教師に対して標準語の使用をお願いしたところ、教師は「お前生意気じゃないのか」と返答したそうです。この生徒は後日インターネット掲示板に当時の出来事について投稿。生徒いわく「先生の方言がすごすぎて授業の時に聞き取れない。正直うるさくて聞きたくない時がある」と話しており「友達も何人か同じことを思っていたため、先生に話した」とのことです。生徒はまず最初に「失礼だということは分かってるんですけど…」と前置きし、教師の気分を損ねないよう慎重に話したそうです。point 316 | 1
教師は20年間一度も方言を指摘されたことはなく、自身の授業を聞いて名門に通った学生もいると反論。その後も2人の会話は平行線。教師は「このような指摘をしたのは君が初めてだ」と何度も言い、生徒は「ここは東京なので標準語を使って下さい」と要求しました。さらに生徒は教師に追い打ちをかけます。「昔から先生が怖くてみんな言えなかったんですよ」と言い放ちました。
すると教師は「じゃあお前は俺が怖くないんだな」と言い、生徒も「先生と学生の間には上下関係はありません」「同等な関係なんですよ」と反発。それに対し教師はさらに「明日投票をする」「他の生徒もうるさくないと言えば、俺は今よりも大きな声で授業をやるからな」と挑戦的な態度で臨むのでした。
教師のせいでストレスが溜まったという生徒
この一件により生徒は相当ストレスが溜まったらしく、理科の授業があるたびに憂鬱でしょうがないと話しています。生徒は最後に掲示板にて「先生の方言が聞き取れない生徒がのに、少しだけ直して下さいと言うのは悪いことなんですか?」と書き残しています。
確かに生徒にとって教師の言うことは絶対かもしれませんが、現代は学校システムも変わってきており、教師に自身の意見を言う権利もあるでしょう。しかし、相手の特性と特殊性を無視したまま、自身の意見だけを言うというのは不協和音を起こしかねません。ネット上ではこれに対し様々な意見がありますが、教師も生徒も一度冷静になり、再び話し合うのが最も懸命な選択ではないのでしょうか?
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