萌える絵本。児童書の絵も萌え時代!?
様々な新しいおもちゃが誕生する中、絵本は昔から子どもたちが大好きなもののうちの1つだろう。
新しい作品もあれば、昔から親しまれてきた作品が今の子どもたちからも愛されているものもある。
そんな中、絵本にも新しい風が吹き始めているという。
なんと絵本の絵が’萌え’系になっているというのだ。
淡いパステルトーンの色で塗られた可愛らしい絵が特徴なのだとか。
誰もが知っている名作の’不思議の国のアリス’、’赤ずきんちゃん’、’シンデレラ’などが’萌え’系の絵に大変身している。
こちらの絵本、実はベストセラーの’もえたん’の作家であるぽっぷさんが手がけたものなのだ。
つまりこの絵を描いたのは’萌え’のプロというわけだ。
気になるのはこの本はどの部類に分けられるのかというところだろう。
絵本の内容は我々が知っている一般的なストーリーだ。
絵だけが萌え系にすり替わっている。
一見すると萌え系ファンをターゲットにしているように思うが、実際には児童書として扱われている。
子どもも対象につくられているということだ。
しかし児童書としてのみならず、同人誌などに強い専門店にも置かれており、従来の萌えファンもターゲットに入れているようだ。
萌えファンではない人がこの絵本を見ると、子供用ではなくファン向けのものだと捉えてしまいそうだ。
出版関係者によると「ディズニープリンセスや、『ラブandベリー』などが好きなような、オシャレな感覚をもった子に受け入れられていると思います」とのことだ。
つまり大人からすると’萌え’な絵本になってしまうのだが、子どもたちからすれば可愛い絵本なのだ。
色もふんわりとしたパステルカラーで特に女の子が好むデザインではある。
従来の絵よりもこっちの方が小さな子どもたちには受け入れやすいのかもしれない。
特に今はアニメが多様に放映されているため、アニメに近い可愛らしいタッチはこれから受けていく可能性もある。
今は’萌え’系の絵だと思われ、特異な絵本に思われるかもしれない。
しかし小さな子どもたちに受け入れられ広まれば、今後はこういった絵本が増えていくだろう。