エアコンは元々男女差別をするために作られたと主張する「科学的」な理由⁉

年々温暖化が進むにつれ、エアコンの稼働率が増加しています。

「エアコンの温度が男性に合わせられた基準」とし、男女差別を主張する人々がいます。

ある記事でも出ているが、蒸し暑い夏の天候の中で、室内で働く女性が重ね着をしている場合があるが、これはオフィスの温度基準を男性に合わせているからだと主張しています。

ほとんどのオフィスの冷房温度が、男性の新陳代謝率を基準に設定されていて、女性の大多数が4度程度寒く感じることが分かったといいます。

冷房システムに隠れている男女差別

女性中心になればエネルギー消費は減り、生産性は高まります。

研究グループは、自分たちの基準値は全ての人を満足させることはできないだろうが、現在、基準値よりエネルギーの消費量が少ないということを強調しました。彼らによると、住居用建物と業務用オフィスのエネルギー消費による二酸化炭素排出量は、地球全体の排出量の30％に上るといいます。

特に、エネルギー消費変化の80％は建物の中にいる人々がどんな行動パターンをするかによって左右されるといいます。しかし、省エネを更に考えるならば、このような方程式に加え、伝統的な冷却方法も積極的に活用することができます。例えば、窓を開けっ放しにしたり扇子を使ったり、半ズボンで仕事をしたりなど考えることができます。

室内温度は、生産性にも影響を及ぼします。コーネル大学の研究結果によると、会社員は暖かい場所よりも肌寒い環境でミスする傾向があります。1ヶ月あまりにわたる研究で、室内温度が20℃から25℃へ上がる時、タイピングミスは44％減少し、タイピング生産性は150％高くなったという結果が出たと言います。

若干の室内温度の上昇がエネルギーを減らし、生産性を高くするという一石二鳥の効果をもたらします。