2017年10月18日に待望の人気シリーズ、ドラマ「相棒」のシーズン16がスタートしました。かつて薬物疑惑事件で世間を騒がせた成宮寛貴も相棒役とsて出演しており、既に15年以上も続いている長寿番組です。ストーリーの面白さ、重厚さももちろんですが、キャラクター同士の掛け合いも人気の秘密になっています。これまでの個性的なレギュラー陣、さらにそれらに引けを取らない存在感を出す新キャラクター、新しい関係性も注目したいポイントのひとつです。
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もともとは土曜ワイド劇場で単発ドラマとして放映されて、人気に火が付きドラマ化されて15年以上も続いています。視聴率も高く、人気のコンテンツのひとつです。本放送はもちろん、定期的に再放送もされているのが特徴で、スペシャルや番組や映画なども作られています。
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今回のシーズン16で気になる相棒ですが、前回から引き続き冠城亘となります。初代はまさにコンビといった感じが強く、2代目はライバルめいたもの、3代目は年齢的なものから師匠と弟子、そして今回の4代目は前回のシーズンから不穏な関係性となり、先の展開が見逃せません。この話のポイントは和気藹々と皆が仲良く操作をするのではなく、現実にも存在している縄張り争い、主導権握りなど、そういったところも見どころになっています。本来、捜査権がない特命係にとって今回は投獄中の犯人から告訴されるというショッキングなはじまりから、違法捜査の容疑もかけられて、どうなってしまうのか気になっているファンも多いはずです。
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しかも相棒の場合、悩みとなるのはキャストの変更で、人気があり、主要であっても時と場合によっていなくなってしまいます。そういった意味も含めて目が離せず、ストーリーの重厚さと事件や人間関係の複雑さから人気が高いです。基本は事件を追いかけて解決しながら、別の方向でレギュラーキャラたちの人間関係が少しずつ動いていくので、一話完結が基本であっても目が離せなくなります。長期続くドラマの場合、シリーズであっても少しずつ設定が変わる、時としてパラレルワールド化する場合もありますが、こちらの作品ではそれがありません。
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すべての人間関係がそのまま続行されているので、成宮寛貴が演じた甲斐亨も再登場の可能性は存在してます。実際に二代目の相棒である神戸尊は前回のシーズン15、そして映画でも再登場して共演を果たし、ファンから喜びの声が聞こえてきました。シーズンを越えてストーリーが続いている、これも人気の秘訣です。
ではシーズン16が開始して気になる視聴率はどうかというと、15.
9%と前回の15.
5%僅かながらに上回っています。一時は人気が危ぶまれることもありましたが、幸いにも持ち直して、近年はテレビだけではなく様々なコンテンツが増えている中で15%を越えれば快挙です。
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シーズン16の視聴率が前回よりも僅かとはいえ高まった理由として、冠城亘の続投、そして特命係と捜査一課のコンビが告訴されるという気になる内容、さらに特命係の存続の不安といった好奇心を煽る内容になっていることが考えられます。またシーズン14の終わりに勃発した相棒の危機、これも気になる点です。最初は相性がどうなるか心配されていた反町隆史とのコンビですが、ドラマを見ると思っていた以上にしっくりきたといった方が多く、視聴する人が増えています。近年は自宅での録画率も高まってきて、リアルタイムの視聴率はそれほど当てになるものではないと言えるかもしれません。それでも発表されれば気になりますし、現場のモチベーションにも関わってきます。好調なスタートを切った相棒、この先も面白さが続いて欲しいところです。