日本原子力産業協会が若者向けに立ち上げたウェブサイト「あつまれ！げんしりょくむら」に批判や皮肉の声がネット上に殺到し、大炎上状態となっているようです。原子力のことを分かりやすく伝えようと若者向けに発信していると思われる同サイトですが「ふざけすぎている」と多くの人々の神経を逆なでしてしまったようです。

「あつまれ！げんしりょくむら」の内容があまりにもヒドい？

日本原子力産業協会が若者向けに立ち上げたウェブサイト「あつまれ！げんしりょくむら」。原子力関係で既得権益を受けている団体や個人などを指して「原子力ムラ」と揶揄する言葉を、自虐的にサイト名として使用しているところや、あの「猿飛佐助」などで知られる杉浦茂画伯を意識したようなポップなイラストにカーソルを合わせると「おたく、ドコむら？」という吹き出しが出る点、架空の大学「六波羅短大（六波羅探題のパロディ）」の校歌、「御用だ！」というまるで「御用サイト」であることを自虐的に表現したかのようなコーナー名などが確認され、問題となりました。point 357 | 1

ネット上「ふざけすぎている」

日本原子力産業協会のサイト「あつまれ！げんしりょくむら」はあまりにも「ふざけすぎだ」「故郷に帰れず避難している方が沢山いるのに不謹慎」と批判が相次ぎ炎上したが、結局閉鎖したんですね。でも、閉鎖して詫びればそれで済むわけではない→

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— 盛田隆二 (@product1954) April 12, 2019

まだ原発事故から8年しか経ってなく、故郷に帰れない人、故郷を捨てざるを得なかった人、自主避難支援を打ち切られて、途方にくれてる人、そういう人への配慮はまったくないのね。

原子力業界団体のサイト「あつまれ！げんしりょくむら」が“炎上” – 毎日新聞 https://t.co/Hmf4JofyoM

— Hiromi1961 (@Hiromi19611) April 12, 2019

サイト開設の狙いを「逆境の中でも原子力に関わる若手を応援し、関心ある学生の疑問に答えていきたい」と話す。

逆境にいて応援しなくてはならないのは被災地の人たちだろう。ふざけるな。

日本原子力産業協会のサイト「あつまれ！げんしりょくむら」が“炎上” – 毎日新聞 https://t.co/RAfOZhp56P

— 3.2.1.Wake up People！ (@shu321go_mcz) April 12, 2019

これに対し、ネット上では「ふざけすぎている」と大炎上状態。被災地の人に対する配慮がなっていないというのが大半の意見のようです。同サイトはネット上で批判の的になった後、アクセス集中のためか、サイト表示がしづらくなっていた模様です。そんな中、結局サイトは閉鎖。事態を重く受け止めたためと推測されますが、閉鎖後もネット上の炎上はやむことがありません。