女優として幅広い役柄を演じることができる麻生久美子ですが、彼女が最初に目指した芸能活動は意外なことに、アイドル歌手でした。
麻生久美子のデビューから~
高校生のときのことで、所属事務所に履歴書を送ったことが「第六回全国女子高生制服コレクション」のグランプリを獲得するきっかけとなり、その後すぐに、アイドル歌手ではなく、映画に出演することで、芸能活動が始まりました。
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アイドル歌手志望だったことから、女優としての仕事にあまり関心を持たなかった本人の気持ちとは裏腹に、マネージャーから真相を知らないまま受けた映画のオーディションを突破、その作品の演技で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞を獲得することとなりました。
アイドルではなく、一気に女優としての道が開けたのには、本人が一番驚いていたのではないかと思われます。point 227 | 1
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その後の活動は、最初に本人が望んだアイドル歌手とは全く無縁の、お芝居中心となりましたが、コメディに初挑戦したドラマ「時効警察」が大ヒットし、続編となる「帰ってきた時効警察」のサントラで、役名の三日月しずかとして歌を歌い、歌手デビューも果たすことになりました。
また、麻生久美子としてトリビュート作品も発表しており、今後も歌を歌うかどうかに注目されます。point 225 | 1
素晴らしい演技力を持つ麻生久美子
確かな演技力と、どんな役柄もこなしてしまう柔軟さを持ち併せていることから、主演から存在感のある脇役まで、出演作は多岐にわたります。
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テレビに関していえば、2004年の大河ドラマ「新選組!」で坂本龍馬の妻となるおりょうを演じています。
おりょうと言えば、捕り方の襲来を入浴中に知り、裸で龍馬に危機を知らせて脱出させたことで知られていますが、このシーンは白くて美しい足を中心に撮影されています。
坂本龍馬急襲の場を描くにあたり、おりょうの存在は欠かすことができないこともあって、ファンとしては満足、あるいはもう少し色っぽさが欲しかったとで意見が分かれるところです。point 349 | 1
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テレビ、映画共に、ジャニーズ事務所所属の俳優やタレントとの共演が多く、テレビドラマではTOKIOの長瀬智也との共演で「泣くな、はらちゃん」、嵐の二宮和也扮する野球部監督を取材する記者の役で、「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」に出演しています。
また、V6の岡田准一と、生活の音が聞こえるほど薄い壁の古いアパートに隣り合わせに住んでいた二人が、実は互いに忘れていた接点でつながっていることがわかり、それが恋に発展するという内容の映画、「おと・な・り」に出演し、夢に向かって奮闘し、時には挫折に涙する女性を好演しています。point 319 | 1
さらに、生田斗真と共演した「シーサイド・モーテル」では、明るいデリヘル嬢を演じるなど、幅広い役柄をこなす麻生久美子の実力が、これまでの出演作品の随所から見えてきます。
麻生久美子のプライベートライフ
私生活では、2007年に4年間の交際期間を経てスタイリストの伊賀大介と結婚し、2012年に女児を、2016年には男児を出産した二人の子供のお母さんでもあります。
少女時代は貧乏を通り越した極貧生活の中で育ち、ザリガニや雑草を食べて飢えをしのいだり、借金取りに追われるという体験をするなど、壮絶な人生を送ってきたことを告白し、多くの人々を仰天させました。
テレビや映画の中で見る彼女の穏やかな笑顔からは想像できない、過酷な人生経験が、麻生久美子を女優として成長させたのだとしたら、これからの彼女の人生が穏やかで幸せであることを願わずにはいられません。
陶芸が趣味で、自分で使うものを作るのはもちろん、共演する俳優さんの好みを聞いて作成し、プレゼントすることもあるそうです。
共演者とは比較的フランクに接し、会話によってコミュニケーションを取るところが、共演者から共演NGを出されることなく、さまざまな作品のオファーが絶えない理由といえそうです