去る24日、地球温暖化に関するリスクなどを訴える活動で、史上最年少のノーベル平和賞候補などと噂されているスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(17)が、世界的に流行している新型コロナウイルスに自身も感染した可能性が「極めて高い」と明らかにしました。欧州大陸を巡った後、スウェーデンに帰国して症状が出たが、既にほぼ回復したという。
欧州を鉄道で周り 複数の国で環境保護活動に⁉
欧州を鉄道で周りながら 複数の国で環境保護活動に参加していたグレタさん。彼女は 24日午後にツイッターやインスタグラムを更新し、新型コロナウイルスに感染したかもしれないことを報告しました。
ベルギーのブリュッセルから戻る列車のなかで悪寒を感じたのが初発症状だったというグレタさんは、そこから自宅で 自主隔離を続けているそうです。10日ほど前からは全身の倦怠感やのどの痛み、震え、咳の症状もあったという。
同行していた父親は より重い症状が…⁉
その旅行に 同行していた 父親のスヴァンテ・トゥーンベリさんも、同様の体調不良を訴えているそうです。そのためグレタさんは「ヨーロッパを鉄道で回るなか、揃って新型コロナウイルスに感染したものと考えています」と説明。
50代のスヴァンテさんは熱が高く、グレタさんよりも重い症状を訴えているという。
軽い症状の若者が感染源に⁉ 自主隔離の大切さを訴え
「私は若く軽い症状で済みそうですが、父の症状は重いです」
「私の場合は 父も同時に体調不良に陥ったためコロナ感染を疑いましたが、もしも単独行動だったら『ちょっと風邪を引いた』程度にしか受け止めなかったかもしれません」
「自分のような 軽い症状の若者が 当局の要請や専門家のアドバイスを守らず、不要不急の外出でウイルスをうつしてしまうことがある。周囲にはリスクを抱えた人たちがたくさんいることを重く受け止めなければなりません。」
自身や父親の今の状態をふまえ、人々にこうアドバイスするグレタさん。体調不良を感じたら、徹底した自主隔離を心掛けてほしいと訴えています。
患者数が増加中のスウェーデンでも検査は緊急性重視
日本時間の 3月25日午前9時現在、2,299名の感染者と 40名の死者が確認されているスウェーデン。この国でも 急激に患者数が増加しているそうです。
ただし、グレタさんも父親も まだ新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)のウイルス検査を受けていないそうです。スウェーデンでは 呼吸器症状が強く重症化のおそれがある人だけが 検査の対象になり、それ以外は自宅での自主隔離が求められているという。
自分はどこかで感染しておいて、他人には出歩くな⁉
今回のこの報道にも多くのコメントが寄せられていますが…
《 自分はどこかで感染しておいて、他人には出歩くなと言う。意味不明なんだけど 》
《 「環境原理主義者」なのだから、勿論自転車で移動したんでしょ、まさか二酸化炭素を消費して車とか、電車とかで移動したんじゃ無いでしょうね、グレチャッタ、君こそコロナ級。》
《 「我々の行動が他者の生死をわける」ってグレタさん、自分が出歩いて感染したんでしょ?凄いね。その思考回路。まず、謝ることを勉強しなさいな 》
等など、今この時期に、欧州を鉄道で周り複数の国に出回ったこと自体に批判の声が多くあがってしまっているようでした。