3月21日に生放送された日テレの新番組『午前0時の森』にて、差別表現や女性に対する不適切な言動が炎上し、日本テレビが番組公式サイト上で謝罪した事件がありました。
その原因はというと、元プロレスラー・格闘家で総合格闘技『THE OUTSIDER』のプロデューサー・前田日明さんを特別MCに、月曜アシスタントを務める劇団ひとりさん、『関ジャニ∞』の村上信五さんらが「なんでテレビに水着のお姉ちゃん出なくなった」を話題にそってトークを繰り広げる中で、前田さんが女性の体形について問題発言を連発していたことにありました。
大のグラビアアイドル好きとしている前田さんは、ここ最近のグラドルについて「ケツがこんなに大きい女の子が流行ってきてるんですけど、ちょっと日本人的にはね……なんかもう“牛かカバ”みたいでね」と言及してしまったのです。
この発言に対して劇団ひとりさんが「いわゆる安産型じゃないですけど、お尻がデカい人は昔から人気あるじゃないですか」と言ったところ、前田日明さんは、「いや、そんなレベルじゃないんですよ。もう、ホッテントット。こんなケツ」と発言したのです。
この前田さんが言及した「ホッテントット(Hottentot)」とは南アフリカなどに居住するコイコイ人の蔑称とされ、「差別語・不快用語」にあたるとして現在では世界的に使用されないようになっているのです。
前田さんはさらに加速し、スタジオに呼んだお気に入りのグラドルたちの前で、「女の子は人によっては、毎日毎日(SNSなどで体を)出してるじゃないですか」「『あっ、これ、生理直前で一番(胸が)張ってるな』とか『生理終わったばっかで』とか。体形とかを見たら分かる」などと語り、共演たちをドン引きさせていたのです。
案の定これらの発言に対して批判の声が続出し炎上状態になっていたのです。
「ホッテントットってルアーのイメージしかなかった 派手なルアー 全然差別語と結びつかない」
「日テレはどういうつもりで前田を生放送に起用したんだ」
「水着のネーチャンのケツがでかいって意味で使ったんだから、いろんな意味でアウトだろうな」
「日テレって地域差別も大好きだよね。この局だけ地域叩きネタや都道府県の対立企画がやたら多い」
「コイコイ人はかつて支配に反抗したら虐殺され、ケツがデカイってだけでパリまで連れまわされて、死んだら標本にされて博物館に飾られてたからな
欧米のアフリカに対する酷い扱いの歴史が詰まった言葉だよ」
などの声が上がっています。
これに対し番組は公式サイトにて「女性の身体的特徴に関する発言、性的な発言などにより、視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。その際に、出演者が『ホッテントット』というアフリカの一部の地域の方々への差別表現を使いました。関係者の皆様、視聴者の皆様に重ねてお詫び申し上げます」という謝罪文が掲載されていました。point 242 | 1
村上信五さんのファンからは、こんな番組に出演させないで欲しいとの声が多数上がり、前田さんの今後の起用を提議する声も多数です。
番組スタート早々心配ですが、今後は追い上げを見せてほしいものですね。
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