警視庁は白金高輪駅で男性に硫酸をかけた傷害の疑いで公開手配していた静岡県葵区の職業不詳、花森弘卓容疑者(25)を8月28日朝に沖縄県内で逮捕したと伝えました。
30日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)でもこの事件について取り上げ、司会の宮根誠司さんは、疑問を投げかけました。
東京・港区の地下鉄白金高輪駅で、25歳の男が大学の後輩の男性に硫酸をかけて重傷を負わせた疑いで逮捕された事件で、2人が7月に路上で遭遇。「おまえ、バカにしただろ?」などと話しかけていたことを番組で報じました。
この日朝に送検された花森弘卓容疑者は8月24日、白金高輪駅で大学後輩の男性(22)の顔面に硫酸をかけ、重傷を負わせた疑いが持たれています。
男性は警視庁に対し、7月下旬に仕事帰りで六本木を歩いていたところ、花森容疑者に遭遇。一緒に白金高輪駅まで移動し、駅近くの公園で立ち話をした際、同容疑者に「(大学時代)態度が悪かった」などと言われたと説明しているということも明らかになりました。
宮根さんは男性が大学時代、花森容疑者を「おい、花森」と呼んだ際、「花森さんだろ」と注意されたことがあるなどと話している点について、
「これが果たして動機になるのか?」と疑問。
「犯行動機でしっくりこないのは、タメ口だったと。トラブルになったと言っているんですが、大学時代なんて少なくとも1年以上前なんですね」「1か月前に出くわしたと言うんですけど、あの大東京で出くわすことはないので、恐らく勤務先を見つけて待ち伏せしていたと思うんですね」と話し、
「ただ、少なくとも1年以上前のことで、静岡から出て来て、これが動機になるんでしょうか?その場でしっせきして怒るっていうなら分かるんですけど。犯行動機がこれだけだとしたら、ちょっと釈然としないんですけど」と疑問を投げかけ続けたのでした。捜査関係者によると、防犯カメラの画像から男性に狙いを定めている様子がわかるというので相当な計画性は伺えますよね。
ただ被害者にも容疑者を怒らせてしまった原因があったかもしれませんが、花森容疑者の犯行はかなり悪質なものなので詳細な動機を今後明かしてほしいですね。
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