安倍晋三首相は18日午前、首相主催の「桜を見る会」の前夜に首相後援会が開いた夕食会の費用について、
安倍事務所などが費用を補填したことはないと改めて説明しました。
また、首相官邸で記者団に対して、「安倍事務所も後援会にも一切、入金・出金はない。各参加者が直接支払いをしている」と述べたことが明らかになっています。
首相は、夕食会の参加者数を「約800人」とした上で、
その多くが翌日の桜を見る会に出席したと説明。
夕食会の会費や参加者の旅費、宿泊費については、
「安倍事務所にも後援会にも入金はないので、領収書を発行してもいない」と改めて強調しました。
これにより、野党は首相後援会が開いた会合の費用を事務所が補填したことはないという首相の主張に対し、証拠の提示を求めているが、
首相は「食事代も安倍事務所にも後援会にも入金はないので領収書を発行していないし、領収書も受け取っていない」と語りました。
また、国会での説明を巡っては「国会対応については党の方に全てお任せしている」と述べています。
立憲民主党の安住淳国会対策委員長は18日午前、
「首相は明確な(政治資金収支報告書の)記載漏れという違反を犯している」と主張。
首相が「桜を見る会」の前夜に首相後援会が開いた会合の明細書がないと主張していることについて、
「にわかにそんなことを信じる日本国民がいるのか」と強く批判しました。
また、この問題により指摘されているのは、首相主催の「桜を見る会」の前日に行われた
安倍晋三首相の後援会の夕食会で、東京・銀座の高級寿司店「銀座久兵衛」の寿司が振る舞われたとする一部報道。
これについて同店の主人ので今田洋輔氏は15日、産経新聞の取材に応じており、
「うちの寿司は出していない。過去何年も調べたが、出ていなかった。報道は間違いだ」と述べています。
夕食会費をめぐる問題がさらに拡大してきていますが、
これら一連の報道についてネット上からはこんな意見が寄せられています。
「削除、隠蔽、廃棄、改竄、よくまだ総理大臣でいられるね。行政にものを言えるマスコミの責任は重いよ。」
「「ない」のではなく「あるけど出せない」でしょうね。」
「モリカケの時と同じように知らない、直接タッチしてない、記録はないなどと常套手段で切り抜けようとしているのだろうが、総理を支持していようがいまいが国民の多くは総理の言うことが真実であるとは思っていない。今回の事案は安倍政権の命取りになる可能性大でしょうね。報道によるとホテルニューオータニは個別事案の件なので、契約の内容について公表できないと言っているようだが、これほど社会問題化していることを考慮すれば、信用も実績も日本有数のホテルの対応としては不満が残るね。」
などのコメントが寄せられていました。