困っている人がいれば助けてあげたい、それは普通の感情でしょう。しかし、金銭の貸し借りになるとどうでしょうか。残念ながらそのような善意を利用する人もいるのです。とある女性が自称・障がい者を名乗る男性から詐欺に遭ったと嘆き、注意を呼びかけています。
自称・障がい者から詐欺に遭い女性が注意喚起
過去、投稿者であるとある女性は新宿駅の近辺を歩いていました。すると、車いすに乗った40~50代と思われる男性に声をかけられたといいます。男性は「八王子駅に忘れ物をしてしまいました。ICカードの中に450円しか入っていないので、お金を貸してくれませんか?」と話しかけてきたのでした。緊急時には交番でお金を借りられることを知らなかった女性は、困っているであろう目の前の男性を助けることにしたのです。しかし、女性が頼みを承諾すると、男性の頼みは「八王子までの交通費を貸してほしい」「この後、ネットカフェに泊まりたい」「夕ご飯と、朝ご飯も買いたい」と、だんだんと増えていきました。
女性が仕方なく男性の頼みごとを聞き、車いすを押していると、男性は「百貨店の4階に、秘密の場所があるんです。そこに連れて行ってください」といい始めたのです。男性の行きつけのお店があるのかと思い、車いすを押しながら指定された場所へ向かった女性が着いた場所は、なんと多目的トイレ。「介助が必要だから、助けてください」と男性に言われてしまったのです。女性は「もし漏らしてしまったら」とパニックになっている最中に男性から「早く」と急かされ、混乱したままトイレに入ってしまいました。不幸中の幸いか、投稿者さんの身体に抱きつきながら立ち上がる以外は何もなかったものの、女性は「一刻も早く、この人から逃げたい」と思い、男性に「すみません。バスの時間が迫っているので、これ以上は付き合えません。本当にごめんなさい」と告げます。その際に、男性から再び「お金を貸してください」と言われ、恐怖心から貸してしまったそうです。
警察に相談した女性が告げられたことは?
車いすの男性の言動を不審に思った女性は、後に警察に相談します。その際、警察には「それは詐欺です」と告げられました。警察によると、今回の場合は最初に「お金を貸してくれ」といわれた時点で110番をしてもいいそうです。このような善意を利用した詐欺があることを知り、女性はショックを受けたようですが、今後同様のことが起こった場合、決してお金は貸さないよう女性は注意喚起をしています。女性の方は気を付けたいところですね。
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