結婚後に、結婚する前には想像もできなかった行動をする人もいるようです。「anan web」ではメンタル心理カウンセラーの並木まきさんが、新婚早々に夫婦仲が冷え切ってしまった30代夫婦の悲劇を紹介しています。
佳織さん(仮名)は、交際半年の夫と30歳でスピード結婚。
入籍して1週間後くらいから何も言わずに深夜に帰宅することが増えた夫。『仕事?』と聞くと『うん、そんな感じ』という曖昧な答えしか返ってこないことも不自然で、ずっと佳織さんはもやもやとしたものを抱えていました。帰宅が遅い夫のために食事を準備していても、夫は帰宅後食べずにそのまま寝てしまうことが多かったそうで、どんどん不満を募らせていきました。point 257 | 1
「やっぱり夫の行動はおかしい」と不信感も限界に達した佳織さんは、夫が何をしているのかをきっちりと突き止めようと決意したそうです。そこで探偵に依頼して、夫の調査を始めました。
探偵から渡された調査結果には、知らない女性と一緒にいる夫の姿がありました。2ショットの写真だけでなく、その女性の自宅と思われる場所に一緒に入っていく様子の写真もありました。浮気を確信した佳織さんは、相手の女性と別れさせなくてはいけないと考え、その日の夜は夫が帰宅するまで起きて待つことにしました。point 293 | 1
帰宅した夫に探偵の資料を突き付けると、夫は一瞬真っ青な顔になったが、冷静な顔に戻り「浮気はしていない」と答えます。
その言葉を信じられない状況の中、夫はさらにこう説明しました。
その女性は佳織さんと並行して付き合っていた女性だそうです。佳織さんと結婚を決めた時に別れたものの『肉体関係はなくてもいいから、しばらくは支えていてほしい』と女性に懇願され、今では友人関係にあるとのことでした。夫は女性とのLINEのやりとりも見せてくれて、実際に女性が夫にそのようにお願いしている文面も確認した佳織さん。さらに、友人関係を続けないならば妻になる女性、つまり佳織さんに対して嫌がらせをする、というようなことも書かれていて、夫は『君との家庭を守るために、元カノが納得するまでは会おうと思った』『自分も本当はもう会いたくないんだ』と打ち明けてきたのです。point 486 | 1
夫が語る真相について、佳織さんも最初のうちは頭が混乱したそう。ただ、そのあとに夫婦で話し合った結果、この女性がわからない場所に夫婦で引っ越して、携帯電話も新たに契約しようということで話がまとまったようです。
佳織さんは「本当の意味での新婚生活がやっとスタートできたので、これから夫婦としての信頼関係を築いていきたいと思います」と、時間を掛けて夫婦仲を回復させていくことを決意していました。point 252 | 1
今回は佳織さんが早期に対処をしたことで、事態が早めに解決に向かったケースです。「何かがおかしい」と感じたときには、放置せずに事実を突き止める勇気を持つことが、夫婦仲の改善につながることもあるでしょう。
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