まだ日によってはあたたかい日があり、美しい海でゆったりと過ごそうという人もいるかと思いますが、海で過ごす休暇は最高ですが、警戒してほしいのはサメ。毎年世界中で被害者が出ていますが、またしても恐ろしい悲劇のニュースが届いてしまったようです。幼い子供を守ろうとした母親が・・・
以前、南太平洋に浮かぶフランス領ポリネシア・ソシエテ諸島の島の一つである、美しい島として知られるモーレア島で、休暇を過ごしていたフランス人の一家がサメに襲われるという事故が発生してしまいました。被害者となったのは子供の母親でした。
毎年この時期には、このモーレア島には、たくさんの観光客が訪れて、ホエールウォッチングやクルージング、遊泳などを楽しんでいることで知られていますが、今回サメが狙いを定めたのは、この日家族で海に訪れ、海で泳いでいた当時6歳の男の子とその母親でした。
この日、突然2人の前に現れたサメ。母親は、咄嗟に息子をかばい、サメと格闘します。必死に幼い命だけは守りぬこうと文字通り体を張った彼女は、愛する息子が見ている目の前でサメに襲われ、両腕と乳房を食いちぎられる重傷を負うことになってしまいました。
まずは彼女は、海辺の最も近いホテルの桟橋部分に運ばれ、そこでヘリコプターを待ち、タヒチの大きな病院に移送されました。地元放送局が取材した地元住民によると、当時の状況について「女性は両腕を失い、肉のない肋骨も見えていました」「誰もがパニックに陥り、悲鳴をあげていました」とパニックだった様子をコメントしています。
また今回の搬送や治療に付き添った看護師は、「非常に重篤ではありますが容体は安定してきています。搬送当時は意識がありました」と説明しています。女性は両腕の肘から先と左胸を失っているそうですが、鰭の先端が白かったことから、サメの種類はメジロザメ属のヨゴレではないかとのことでした。
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