まるで 人間の歯のような、がっしりした歯を揃えた珍魚がアメリカ・ノースカロライナ州ナグスヘッドで捕獲され、人間たちを驚かせているというのですが…。
写真をFacebookに投稿した釣り桟橋「ジャネットズピア」によると、この魚は、シープスヘッドと言われる魚で、釣ったのはノースカロライナ州在住のネイサン・マーティンさんだという。
「シープスヘッドはこの時期によく見られる魚で、桟橋のフジツボを食べます」と地元テレビ局KENS5に説明しているのは ジャネットズピアの広報のダリル・ロウさん。
人間のような大きな歯は食べ物を噛み砕くためで、牡蠣やエビなどを好むという。サウスカロライナ州の野生生物局によると、シープスヘッドは岩場や橋の周辺に生息しているという。ちなみにシープスヘッドはこの地域では珍しくない魚だという。
あまりに立派な歯に、羨ましいと思った人もいたようでしたが…。Facebookのコメント欄には「私の歯よりも立派」や「フロスが必要だね」などといったジョークが 投稿されているようでした。
歯が抜けても 補充できる⁉ 確かに驚くほどヒトの歯によく似ている…
今回のこの報道には 公立鳥取環境大学環境学部 大学院(研究科)長の小林朋道 教授からもこのようなコメントがよせられました。
《いろいろな動物の歯を見てみよう(想像してみよう)。歯は、その動物がどういったものを餌にして進化してきたのかを示す重要な手がかりだ。「われわれホモサピエンスは誕生の地であるアフリカでどういったものを餌にして生きていたのか?」について、これまで、歯の形態に十分な注目は払ってはこられなかったのではないだろうか。シープスヘッドの歯は、確かに驚くほどヒトの歯によく似ている。そしてそれは、気の遠くなるような試行錯誤の繰り返しの中で選ばれたベストな歯だったのだろう。シープスヘッドは岩場や橋の周辺の牡蠣やエビなどを好むという。ということは、ヒトの歯も、(ヒトは水辺で進化した、という説もあるが、今はそれは横に置いて)表面が硬い食べ物への適応として進化した可能性がある(もちろんそれはあくまで食べ物のレパートリーの一部だろうが、それでも結構たくさん)。今、私に思いつくのは、堅果(ドングリ)、・・・あと何だろう 》point 496 | 1
その他も多くのコメントがよせられているようですが…
《本当人間の歯みたいだけど… 気持ち悪いというか怖い…。》
《綺麗な歯並びで、思った以上に人間の歯っぽかった 》
《歯科矯正無しでこの歯並びの良さとは。しかも白いしすごいな》
《下顎の奥に見えるのも歯だよね。何回生え変わるんだろ。うらやましすぎ 》
《人口歯の代わりにとなり乱獲されなければ良いが 》
《そのうち遺伝子解析とかで歯の再生に役立ったりして 》
《歯が抜けても、補充できるのかな?サメやワニなどは歯が抜けてもまた生えてくるらしい。羨ましい。歯医者いらずで》
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