最近は若い人でもかかると言われているうつ病。これは医学的にも認められている精神疾患ですが、うつ病患者による理解度はまだまだ低いと言われています。そんな中、SNSにてうつ病を患っている友人をバカにするかのような投稿をしたネットユーザーが批判の対象になっています。
うつ病を患っている友人が理解できないというネットユーザー
とあるネット掲示板にて「うつ病で自殺まで考えている友人が本当にうつ病なのか疑ってしまう」といった投稿が話題になりました。投稿者いわく、うつ病にかかった友人の行動が理解できないようで「こっちまでうつ病になりそう」と訴えかけています。さらに「友人はうつ病と言っておきながら、私の友達にしがみついては気分が憂鬱な理由を言いまくって、こっちはそれをただただ見ているしかない」と主張しています。
投稿者はそんな友人を見て「うつ病に対して何の知識もなかったけど、友人のうつ病はすごく自分勝手で気分屋、周りがまるで腫れものに触れるように接しなければならない。うつ病にかかったのも、そんな友人の自己中な性格のせい」と書き込んでいます。投稿者は最後に「あんたが患者だったら、うつ病患者というよりも被害妄想の患者」と言い放っています。
ネット上で批判殺到!
このような投稿者の意見に対し、案の定批判の声が相次ぎました。「他の患者に対しても同じことが言えるんですか?」「その人のこと友達だと思っていないからそういうことが言えるのでは」「患者のように面倒を見なければならないんじゃなくて、その友人は真の患者じゃないのか」といった厳しい声が相次いでいます。
また、その一方で「自身の病気を利用する人も世の中には多いよね」「うつ病じゃなくて他の病気もあるような気がする」「投稿者の言っていることは正しいとは言えないけど共感できる」といったコメントも少なからずはありますが、投稿者が友人のことをもう少し理解してあげてもいいのでは?といった意見がほとんどのようです。
まとめ
このように、うつ病をはじめとした精神疾患は、身近な人間であってもいまだ理解できない部分が多くあり、投稿者の主張も間違いではないのだと思います。しかし、本当に友人だと思うのであれば、このように真っ向から否定することはせずに、とりあえずは話を聞いてあげることくらいはしてあげてもいいのでは?と思ってしまいます。このような友人の辛さを分かってあげることも友人の役割ではないでしょうか?