世界には現在70億人の人びとが暮らしていると言われており、まだまだ解明されていられていない出来事や、知られていない景色、未開発の村等が存在する。そんな中世界には、おどろくべき病気も存在する。いったいその原因が何なのかが解明されていない病気も多くあるのだ。
小人症の村
世界一の人口を誇る中国の四川省に位置するヨウシという村では、ここの住人は外部からの来訪者を受けて入れていません。そのためこれだけSNSが発達したいまでも、この村に関する情報は少ない。しかし最近知られたのは、ここの村人の人口の約40%が小人症だという事実。その身長は高くて120㎝、最も低い者では63㎝しかないといいます。
しかし、この村は最初から、小人症だらけだったわけではないそうで、1900年代ごろの夏頃から突然、5~7歳の発育が止まる不可解な病気が流行しだしたということ。しかも恐ろしいことに、この病気は次の世代にも受け継がれていってしまったそうです。その原因については様々な説が提唱されているが、90年以上たった現在でも分かっていないそうです。しかし、有力な説として、この地域では土中の水銀濃度が高く、このことが小人症の原因になっているのではないかと言われています。
太陽を見ると顔を失う病気
日本と正反対に位置する、ブラジル南部のアララス。ここの多くの町民は、太陽の日差しに当たるとなんと皮膚が溶けてしまうという恐ろしい皮膚病にかかっているといいます。町の人口800人に対して、その患者数は600人に及ぶそうで、ほとんどの町民がこの病気に苦しんでいるそうですが、この皮膚病は色素性乾皮症(XP)というもので、紫外線対策をしなければ、皮膚の露出部に異常に強い紅斑や水ぶくれが発生し、ひどい火傷のようになってしまうとか。
数日から数週間も眠り続けてしまう病気
お次は、カザフスタンの小さな町であるカラチでは、原因不明の眠り病が2013年から流行しているそうです。この病気にかかると、常時強い眠気に襲われ、一度眠ってしまうと、数日に渡って眠り続けてしまうそう。この町の人口の1/3である約160人が、この病気に悩まされていたそうですが、2015年にようやく、これは古いウラン鉱山から漏れ出た一酸化炭素や炭化水素ガスが原因であると判明しました。
突然女の子から男の子に変わる村
もっともおどろくべき病気と言われるのが、ドミニカ共和国南西部に位置するラス・サリーナス村で起こる、「女の子が男の子に変わる」というもの。この村で生まれた約90人に1人が、思春期になると突然声変わりが始まり、なんと女の子に男性器が成長しだすというのです。
このような症状が発生する子どもたちは”ケヴェドース”と呼ばれており、現地の言葉で「12歳で男〇器」という意味なのだとか。思春期を迎えるまで体は女子で、思春期後に男〇器が成長すると、普通の男性として受け入れられるそうです。これは遺伝子異常によるものだそうで、 母親の子宮内で5α-レダクターゼという酵素が生産されないために起こるそうです。しかしそれが、思春期になると、男性ホルモンが大量に分泌されるようになるため、男性化が起きるそうです。
狂気の病、グリージ・シクニス
最後に紹介するのは、ホンジュラスやニカラグアに暮らすミスキート族の間で発生している、グリージ・シクニス(狂気の病)と呼ばれる伝染性の病気です。この病気は15~18歳の少女が発症することが多いそうで、前症状として長期間続く頭痛やめまい、不安、イライラが見られるとか。
そしてあるとき、少女たちは意識を突然失って倒れ、それからすぐに起き上がり、逃走しはじめるそう。この際、患者は暴力的になり、武器をつかんで目に見えない敵を攻撃したり、自〇行為をしたりする上、患者は並外れた力で暴れるため、押さえつけるには4人がかりになるほどだそうです。伝染性の高い病気だが、患者の血液検査からウイルスや細菌は検出されず原因は不明だそうです。
こんな病気が世の中にあるんですね・・・
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