東京・池袋で高齢者の男性が運転を誤り、横断歩道を自転車で渡っていた母親と3歳の娘の命が失われ、現在も事故現場には献花に訪れる人々が多いです。そんな中、夫で父親である男性が涙の記者会見を開き「なぜ私の妻と娘が…」と無念の声を述べています。
交通事故で妻と娘を失った男性が涙の会見
池袋の交通事故にて松永真菜さん(31)と長女・莉子さん(3)が亡くなられ、4月24日に真菜さんの夫である会社員の男性が記者会見を開きました。
絶望の淵に立たされたという男性
男性はまず、献花に訪れた人々に感謝の言葉を綴り「悔しくて仕方ないです」と述べています。「最愛の妻と娘を突然失い、ただただ涙することしかできず、絶望しています」「娘がこの先どんどん成長し、大人になり、妻と私の元を離れ、妻と寿命尽きるまで一緒にいる。そう、信じていましたが、たった一瞬で私たちの未来は奪われてしまいました」と無念の声を明かしました。point 242 | 1
「生きている意味があるのか…」と自身を責めたという
また、一度に家族2人の命を奪われたことについて男性は「この数日間、何度も、この先、生きていく意味があるのかと自問自答しました」としならがも「同時に今回の事故での妻と娘のような被害者と、私のような悲しむ遺族を今後絶対に出してはいけないとも思いました」という考えに達したとされています。
「運転に不安のある方がいるならば家族内で考えてほしい」と訴えかける男性
そして、男性は今後二度とこのようなことが起こらないよう「少しでも運転に不安がある人は車を運転しないという選択肢を考えて欲しい。また、周囲の方々も本人に働きかけて欲しい」「家族の中に運転に不安のある方がいるならば、いま一度家族内で考えて欲しい」と切実に訴えています。point 281 | 1
このように、未来ある若い命が2つも失われるということは決してあってはならないことです。高齢者のいる家庭であれば、一度は考えなければならない事案ですね。今は真菜さんと莉子さんが天国で安らかに眠っていることを祈ります。