ひと昔前の世代では当たり前のように存在していたプールの「腰洗い槽」。今となってはすっかり見かけなくなり、若い世代の間では馴染みのないことからネット上で驚きの声が相次いでいますが、「腰洗い槽」が姿を消しているのはどうやらちゃんとした理由があったようです。
プールの「腰洗い槽」がネット上で話題に?
学校のプール授業の際に、プールに入る前に必ずといってもいいほど入らされていた「腰洗い槽」。現代ではその姿を見せなくなっていることをご存知でしょうか?これに関連し、最近になり「腰洗い槽」をめぐり知らない世代もいるということで、SNS上で話題になっています。ひと昔前には、「腰洗い槽」だけではなく、その後にシャワーを浴びせられたものですが、最近のプールではそのようなシャワーも無いといいます。
SNS上では「腰洗い槽」に当たり前のように入らされていた世代の方々からは「今の子供たちは、腰洗い槽につからないの?」といった疑問の声が相次いだ一方、若い世代の方からは「何それ?」といった声が相次ぎ、ネット上が大いに沸いた模様です。さらに「あれって腰洗い槽っていうんだ…」という、正式名称も知らない方も多いようですね。
今はもう無いんだ…
プール前に立ちはだかる“地獄風呂”こと「腰洗い槽」2001年に廃止されていた 超冷たいアイツを懐かしむTwitter民たち – ねとらぼhttps://t.co/bjloyMWEti
ADVERTISEMENT — のもっちゃん(減量中) (@papdnoy) December 9, 2019
「腰洗い槽」が正式名称だったの…? https://t.co/uJJi5hVHVv
— すなっこ (@suna_cat) December 9, 2019
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私は腰洗い槽に肩まで浸かされた後地獄のシャワーまで浴びさせられた世代です pic.twitter.com/U0zmE58869
— くろは? (@kuroha142) December 7, 2019
「腰洗い槽」が姿を消した理由とは?
このように「腰洗い槽」がだんだんと姿を消しつつある現在ですが、どうやら「腰洗い槽」が最近見かけなくなったのにはきちんとした理由があるようです。それは、腰洗い槽の塩素濃度が高い関係で、アトピーや過敏症の児童・生徒にとっては症状がさらに悪化してしまうことから、その配慮のために廃止がなされているとのこと。
なお、厚生労働省によれば2001年に「遊泳用プールの衛生基準について」という通知を改正したことで、この時点で「腰洗い槽」がすでに姿を消しつつあったとのこと。その関係で、最近新しくプールを設置する学校は「腰洗い槽」がほぼ設置されていないということですが、このような「腰洗い槽」をめぐり世代の違いでSNS上で驚く声が多かったようです。
まとめ
このように、プール授業で「腰洗い槽」が当たり前のように存在した世代にとっては「今無いんだ…」という意見、その一方で若い世代にとっては「何それ?」といった意見と真っ二つに分かれたようですが、「腰洗い槽」が冷たすぎて苦痛に思っていた方々にとっては、今は存在しないと思うと「それはそれで寂しい…」と懐かしがる方も多いようですね。