去る10月16日、NHKが大河ドラマ『麒麟がくる』の新キャスト8人が発表されました。なかでも注目を集めているのは、女優の芦田愛菜(16)さん。長谷川博己が演じる主人公・明智光秀の娘「たま」役での起用で、大河ドラマへの出演は『江~姫たちの戦国~』以来9年ぶりとなります。
「戦国時代の女性の中で、私の憧れでした。初めて彼女のことを知った時、自らの散り際をわきまえた、とても潔い最期に意思の強さを感じ、心惹かれたことを覚えています」と 芦田さんは、たまを演じることについてもコメント。好感度の高い芦田さんとあって、大河ファンの注目を浴びそうです。
しかし、その『麒麟がくる』は目下、大苦戦中。NHKからは 悲鳴が聞こえてくる状況だというのですが…。
「ドラマは新型コロナの影響で撮影がストップし、6月7日で放送が一時中断。8月30日から再開となりました。ところが、それまで15~16%台だった平均視聴率は再開後には12~13%台に下落したまま回復できない状況が続いています」と テレビ誌ライターは語ります。
「実は落ち込んだ原因ははっきりしているんです。それは帰蝶役で出演していた川口春奈の登場シーンがなくなったから。もともと薬物で逮捕された沢尻エリカの代役として急遽抜擢された川口ですが、そのときに台本を無理やり変更したため、辻褄が合わない箇所が出てしまっているそう。最近は劇中内では、他の登場人物から『帰蝶』という名前だけが語られるだけ。今からでも撮り直せればよいのですが、彼女はヒロインを演じるドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)が10月からスタートし、そちらの番宣で大忙し。同じく、日テレの『Going! Sports&News』でキャスターも務めたり、YouTubeの活動もある。そのため、とてもスケジュールを確保することができないのだといいます」(前出・テレビ誌ライター)point 399 | 1
『国盗り物語』を 12歳ごろに読破… 『麒麟がくる』で描かれる時代背景にも精通⁉
今回の 芦田さんの投入で、再浮上させたいところでしょうが…
学業を優先している芦田さんが このタイミングで大河ドラマへ出演するのには理由があるという。
「超難関校である慶應義塾に中学から通っている彼女は、情報番組でもバラエティ番組でも器用にこなせる頭の良さと、コメント力の高さに定評があります。業界の大先輩たちがこぞって彼女の才能を認めていることもあり、番組やCMへの出演オファーが次々と舞い込んでいます。
ただ、本人も両親も今は学業を優先していて、仕事は学校が休みの日にできるものだけを選んでいるそうです。それでも今回、大河ドラマへの出演を決めた理由は、大河ドラマの現場には、演出家をはじめ優秀なスタッフが揃っていてキャリアアップに直結すると彼女自身が考えたことがひとつ。もうひとつは、出番が多くない主人公の娘役ならば拘束時間も少なく済むからです」(芸能関係者)point 366 | 1
また一方では、「年間で100冊以上を読む」と公言する彼女の 「“本好き” が決め手になった」のではと語るのは、とある芸能記者。
「芦田さんは、時代小説が好きなお父さんの影響で、司馬遼太郎さんの代表作のひとつ『国盗り物語』を、12歳ごろに読んでしまったそう。そして明智光秀は、同作の主人公のひとりです。『麒麟がくる』で描かれる時代背景は、ばっちり頭の中にあるでしょう」
読書で得た豊かな知識と、演技で培った想像力。ありし日の光秀と、みずからが演じる娘・たまの人生に思いを馳せて、撮影開始を心待ちにしているのではないでしょうか…。
いい意味で予想外⁉ 限られた時間の中でこれだけのことができるのはすごい…
今回の報道にも多くのコメントがよせられているようですが…
《たま(後の細川ガラシャ)って、歴史的に有名な人物でもあるし、年齢なり役者としての実力、過去に大河に出演した経験があること等鑑みれば、極めて適切な人選だと思います。
てっきり、広瀬すず、橋本環奈、浜辺美波あたりを当てはめてくるもんだと思ってたら、いい意味で予想外でしたね 》
《女優としては大河や朝ドラには出たいでしょ。あと長谷川博己さんが出てたまんぷくの語りしてたからそれ繋がりでオファーされたのかなと思った 》
《子役から女優さんへと、少なくとも最近では最もうまく行けた子。いいイメージしかない 》
《この年頃の吸収力は半端ない。また、本人も色んな知識や刺激を欲しているんでしょう。求めているものを手にできる環境にいるのであればそれを手にしない理由はないです。読書や勉強でインプットした知識や感情をお芝居やバラエティ番組などでアウトプットして、バランス良く自分のものにできますよね。芸能のお仕事は頭だけでなく体力も使うので、そういう面でも本人が苦痛でなければとてもいいですね。それにしても、限られた時間の中でこれだけのことができる愛菜ちゃんはすごい。心から尊敬します 》point 234 | 1
等など、やはり学業を優先し 限られた時間の中でも ここぞという出演オファーを受ける芦田さんへの称賛が相次いでよせられているようでした。