京都市左京区内の人気店「ラーメン二郎京都店」で、「ニンニク入れますか?」と聞いて「普通で」と答えた客に対し、店が「半ギレ」状態になっていたとツイッターで投稿があり多くの反響がありました。これに対し、同店の公式ツイッターは、「キレておらず説明しただけ」などと反応し、その理由について説明しています。ラーメン二郎には、独特な注文方法があるとされるが、一体どんなやり取りがあったのでしょうか?
投稿した客は、2023年4月10日に京都店を訪れたとし、その翌日にツイッターで目撃状況を報告しました。それによると、別の学生グループ客の1人が、店から「ニンニク入れますか?」と聞かれて、「普通で」と答えると、店主は、「半ギレ」状態でこう諭したという。「コンビニで袋いりますか?って聞かれて普通でって返すの?」 その真意ははっきりしないが、入れるか、入れないかでまず答えるべきだという意味の可能性があります。
ラーメン二郎では、客がトッピングを頼むことをコール、注文方法を間違えることをギルティと言われていることを念頭においてか、投稿者は、この客が「ギルティコール」をしたと指摘しています。この後、同じグループの別の客に「ニンニク入れますか?」と聞いて、この客が「なしで」と答えると、「なし?マシ?」とこちらも半ギレ状態だったとした。マシとは、ニンニクを多めの増しで入れることを指すそうです。ラーメン二郎京都店のツイッターは11日、「普通で」と答えた客に半ギレ状態だったとした最初の投稿について、アカウント名を伏せて引用し、「えー、全然キレてないけどなw説明しただけで」と反応しました。 この客は、「なるほど、そっすねw」と納得した感じだったといい、「『ごちそうさまでしたー!』って元気に帰っていった」としました。「ニンニク入れますか?」と聞いて「普通で」と返されれば、もともとニンニクのない普通の状態か、ニンニクを入れる量を普通にしてほしいのか、どちらか分からないから、客に説明したとしています。
「二郎行きたいのに敷居高い」「客側も事前に少し下調べして」
ラーメン二郎には、独特な注文方法があるとされています。様々なブログがそれを解説しており、多い解説を挙げると、ラーメンの量を聞かれているときに、トッピングについて客がコールすると、フライングだとされてしまい、コールは、最も難しいとされ、店が「ニンニク入れますか?」と聞いてくると、4種のトッピングについてコールするとなっている。ニンニクは推奨されるため、代表して聞いてくるそうです。ニンニクのほか、モヤシなどのヤサイ、背脂を指すアブラ、タレを指すカラメがあり、通常は、ヤサイは最初から入っている場合が多いといいます。トッピングがほしいときは、その名前をコールする。多めがほしいのなら、「ヤサイマシ」などと注文で伝えます。ラーメン二郎では、「普通で」とのコールはないとされており、「なし」も「マシ」と誤解されるので避けるべきだとされているそうです。独特の注文方法を理解する客は、ジロリアンと呼ばれており、今回の客は、二郎初心者だった可能性がありそうで京都店の店主が「普通で」と答えた客に「説明」をしたことについて、ツイッター上などでは、「一見さんには厳しいイメージ」「普通の量欲しい場合なんて言えば」「二郎行きたいのに敷居高い」と戸惑う向きもありました。
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