「世界のサカモト」と評された音楽家の坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが死去したことが2日にも明らかになりました。71歳でした。坂本さんは東京都出身。ネット上でも追悼のコメントがたくさん寄せられています。
都内の病院で3月28日に亡くなったことが明らかになった坂本さん。日本における坂本さんのマネジメント会社「キャブ」も認めています。20年6月に直腸がんと診断され、両肺などにも転移しステージ4と公表していました。1980年代に3人組バンド「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)で世界的ヒット曲を生み出すなど話題に。
映画音楽でも知られ、88年には米映画「ラストエンペラー」で米アカデミー作曲賞を日本人で初めて受賞しています。晩年はがん闘病が続いたが、最後まで音楽作りに情熱を注いでいました。昨年12月11日に全世界配信されたピアノのソロコンサートが、最後の公の場になった坂本さん。同9月中旬に事前収録。体力面を考慮し1日数曲ずつ演奏し、数日かけてコンサートに仕立てました。
今年1月に「YMO」で共に活躍した高橋幸宏さん(享年71)が死去した直後には、SNSにグレーの画像を1枚投稿。コメントはなく、それが逆に悲痛な思いをうかがわせていました。坂本さんは理知的で「教授」のニックネームでも親しまれました。興味こそ原動力で、既成の価値観にとらわれず、やりたいと思ったことに全力で取り組んできたといいます。懸命な闘病生活を続けていましたが、71歳で天国にいかれました。お悔やみ申し上げます。
ネット上ではこんな声があがっています。
「YMOもとうとう一人になってしまった。 若い時から親しんで来た自分と歳が近いミュージシャンが次々と逝かれる。 教授には10年に及ぶ闘病生活、お疲れさまでしたと申し上げたい。 謹んでご冥福をお祈りいたします。」
ADVERTISEMENT 「まさに巨星墜つ、世界的なミュージシャンがお亡くなりに。がん闘病中とお聞きしてたけど、本当に亡くなるとショックが大きい。思想は異なるけど、音楽は偉大でした。」
「最近まで活動されてると思っていたので驚きました。長い闘病生活を頑張ってこられたと思います。ご冥福をお祈り致します。」
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