野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日韓戦が行われた10日、ソウル市内では飲食店などに観戦客が集まり、大声援を飛ばしました。日韓首脳会談を来週に控え、両国関係の行方に関心が高まる中で行われたこの日の試合。韓国の大敗はどうやら韓国国内にも衝撃が広がったようで、失望する声が多くみられます。
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WBCの1次ラウンド第2戦、日本対韓国が10日に東京ドームで行われ、日本が13対4で逆転勝ちして開幕2連勝をマークしました。第1戦で豪州に7-8で敗れていた韓国は2連敗で自力での1次ラウンド突破の可能性が消滅しています。韓国は4-13の9点差で迎えた7回裏二死満塁の場面。巨人の岡本和真を打席に迎えると、7回以降10点差以上に適用されるコールド負けの屈辱だけは、なんとか逃れようと、韓国ベンチは、10人目のロッテ・ジャイアンツのパク・セウンを投入しました。
12日のチェコ戦、もしくは13日の中国戦の先発が予想されていた右腕であり、なんとか岡本を打ち取り、かろうじてコールド負けを避けた敗戦を、韓国メディアの『news1』は自虐的に 「韓国代表は宿命の戦いである日本戦に敗れた。先制点を奪って勢いをつけたはずが、投手陣が総崩れして順当に負けた。あまりにも悲惨な試合内容だったので、コールド負けにならなかったのは幸運だった。」などと言及しています。
同じく韓国メディアの『OSEN』は、3点のリードを一気にひっくり返された3回裏の韓国ベンチの写真を大々的に掲載。キャプションとして「韓国の選手たちは暗い表情で試合を見ている」と添えながら、自力でのベスト8進出が消滅した現実を 「韓国野球は言い訳もなく日本に屈辱的な惨敗を喫した。完全なる敗北だった」などと大きく伝えている模様です。
残るチェコ戦と中国戦に連勝しても豪州がチェコ、中国に敗れない限り1次ラウンド突破は難しい韓国。韓国野球が受けた衝撃は想像以上に大きいですね。ネット上ではこんな声があがっています!
「韓国メディアも、いつまでも宿命のとか言わないで中国を見習って反省するところは反省して強くなることに貪欲になればいいのでは? 一生懸命頑張った選手たちにあまりに冷たい国だ。」
「ここまでボロくそに言うかぁ いやいつもなら言うけど今回は最初から日本戦に悲観してたハズ。それでも期待はしてたってことなのかな」
「ハッキリ言って実力差はあったし、特に酷いプレーもなく堂々と戦った結果なんだからそこまで悪く言わなくても良いと思う。」
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