芸能界に衝撃が走りました。なんと、イギリス公共放送「BBC Two」が制作したドキュメンタリー番組『Predator:The Secret Scandal of J-Pop(捕食者:Jポップの秘密のスキャンダル)』が現地時間で3月7日21時に放送されたのですが、2019年7月に亡くなったジャニーズ事務所の創設者・ジャニー喜多川さん(日本名=喜多川擴 きたがわ・ひろむ 享年87)の性●害問題を特集。
日本の芸能界では“禁断のタブー”とも言われるジャニーズの闇に斬り込んだ内容で大きな反響を呼んでいます。早速その衝撃的な内容について深堀していきましょう。これは、‘19年7月に亡くなったジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)を〝プレデター=捕食者〟と厳しい言葉で形容した当番組。
内容は生前にジャニー氏が行ってたとされる少年たちへの性●害について、切り込む内容になっています。番組は‘99年に『週刊文春』が報じたジャニー氏の●加害報道を切り口に、実際に被害にあった元少年たちにインタビューし、そこではマッサージと称してジャニー氏が下腹部を触ったり、それ以上のことをされたと証言する人もいました。途中で言葉に詰まってしまうシーンもあったほどだといいます。
2002年にジャニーズ事務所に入所し、バックダンサーとして10年活動していたというリュウさん(仮名)は、まだ16歳だった未成年時のエピソードを明かし、「寝室の方に行った時にジャニーさんが来て、『最近すごい忙しいだろうから、マッサージしてあげるよ』という感じでマッサージしてもらいました。肩からどんどん下の方にいったという感じでした。ある一定のところまでいって、もうそろそろ度を超えそうだなと思ったので、『もうこれ以上はダメだよ』というふうに言って。『ああ、ごめんね、ごめんね』って、ジャニーさんは別の部屋に行った」などとも告発しています。
BBCといえばイギリスの公共放送で、日本でいえば「NHK」のような存在。そんな影響力のある放送局が、ゴールデンタイムで日本芸能界の“恥部”を放送したわけですが、そんな状況でも、BBCの放送について報じているのは、文春などの一部に週刊誌だけ。テレビや新聞などのマスコミ各社は、見事なまでの〝ダンマリ〟なのです。まさに忖度といえることでしょう。
週刊文春が過去にジャニー氏の●加害について報じた際、ジャニーズ事務所は名誉棄損で訴えています。ジャニー氏や被害少年も出廷し証言して裁判は、東京高裁は性的虐待を認定。最高裁は上告を棄却し、‘04年に判決は確定しています。いち芸能事務所へのメディアの忖度ぶりが、海外からは異様に映っているのは間違いないでしょうね…。
ネット上では波紋の声が広がっています。
- 芸能界なんてそんな世界…だと思ってたけど、とてもショック。こういう事はきっちりと膿を出し切らないと変わらない。
- とことん報道したほうがいいと思う 日本のメディアは亡くなってからジャニーさんを聖人化しすぎ
- ジャニオタはこの問題を軽くみすぎ。大問題
HKも含めて各テレビ局やスポーツ紙などはジャニーズと密接な関係にあるので、今後も完全スルーを続けるのでしょうね…。
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