親から授かった名前を18歳の時に改名した赤池肇さん(21)。2019年にTwitter で「名前変更の許可が下りましたァー!!!!!!!!」と改名を公表するとリツイートは10万を超え、大反響を呼んでいました。改名から3年経った今の彼の想いについて、文春オンラインが掲載しています。
彼の元の名前は、【赤池王子様(おうじさま)】でした。改名を決めた理由は、もちろん笑われることもあったが、絶望するほどこの名前が嫌いというわけではなく、就職や結婚をする時にもしかしたら名前が原因でもっと嫌な思いをするかもしれないと冷静に考え、“将来のため”に手続きを進めていったと話しています。また、改名してからの生活で劇的に変わったことはないと語る赤池さん。
そもそも名づけの際に周囲からの反対はなかったのかと問いかけると、「僕の名前は母が名付けて母が1人で出生届を提出したので、父も事後報告だったみたいなんです。」と、反対されると思った母親がひとりで決めて名付けたと明かしました。のちに、母親に名前の由来を訪ねると「自分にとっての唯一無二であるから」だったそうです。両親は離婚しており、母親についていき再婚&弟が生まれ、その弟もキラキラネームだというのです。
改名したことをTwitterで報告した際は、ユーザーたちから祝福の声が殺到し、多くの反響があったといいます。そして、離婚後も会っているという父親に伝えると「やっと変えたんだね。よかったね」と喜んでくれたそうです。一方で、母親は号泣し「なんでなの?!」と責められたと話しました。母親はこの名前を最高と思っており、自分の息子への思いを否定されたという気持ちで泣いたのでしょうか。
赤池さんは学生時代をキラキラネームで過ごしてきて、友達からのイジメはなかったが、世間の“偏見”が気になったそうです。キラキラネーム=親がバカ、子も頭が悪いなどといったイメージがありますが、赤池さんの母親は積極的に塾に通わせてくれており、どちらかというと教育の機会には恵まれて勉強もできたほうだと語っています。初対面だと内面がわからず、名前や外見などで判断されてしまい、将来絶対に困る日が来るだろうなと感じていたそうです。そして、これから親になる人に「名前を決めるのは親だけど、その人生を歩むのは子ども。よく考えて名付けて欲しい」と伝えていました。
ネット上では、「様が付くことによって破壊力がアップするね」「面接する側だけど、実際キラキラネームは避けるよ」「将来を考えたこの年齢での本人の決断力を尊敬する」などと様々なコメントが寄せられていました。
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