今月11日に放送された「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」は架空の大陸「ロック大陸」を旅するように、さまざまな楽曲を紹介していく番組でパーソナリティはロックバンド・スピッツのボーカルである草野マサムネさんです。
普段はひたすら楽曲を流し続けるばかりの音楽で満ちる同番組ですが、番組終盤の『ちょっぴりタイムマシーン』のコーナーへと移ります。このコーナーは、草野さんが選ぶ「ちょっと昔の曲なのだけど、今こそラジオで聴いてみたい名曲」を紹介するというものです。
このコーナーで今回、草野さんは昨年12月に急逝した神田沙也加さん(デビュー当時の芸名はSAYAKA )の楽曲「La La Sunday」(2005)をピックアップしました。曲名を紹介後、「そろそろ一周忌になりますかね」と呟く草野さんは「忘れちゃいけないシンガーだと思いまして取り上げます」と、今回紹介することにした理由を説明しました。
その後、草野さんは「お会いしたことは無いんですけれども、だけど、素晴らしい歌声に魅了されたことは何度もありまして」と神田さんに抱いていた印象を話し出します。「あと彼女ね、ふなっしーのDVDでのナレーションの印象も強いんですよね。ふなっしー好きの人には悪い人はいないからね」と言い、続けて「なんていうかね、喋る声もそよ風みたいで聞いてて非常に気持ち良かったです」と、神田さんの声を絶賛しました。
「SAYAKAさん、ロックなアプローチの曲も多くって、ロック大陸なので今日はそういう曲を選んで聴いていただきます」と、楽曲を紹介していました。今回、神田さんの一周忌を前に一足先に神田さんに触れた草野さんですが、神田さんは昨年の12月18日に35歳で亡くなりました。沙也加さんの伸びやかで素晴らしい歌声に魅了された方は草野さんをはじめ、多いのではないでしょうか。ふなっしー好きである草野さんが神田さんについて、「ふなっしー好きの人には悪い人はいない」と冗談交じりに語り、決して湿っぽい雰囲気にならないよう、ロック色の強いアップビートの選曲をして神田さんを偲んだ草野さんでした。
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