共同通信は、9月27日におこなわれる安倍晋三元首相の国葬について、エリザベス女王の国葬と比較して「見劣りしかねない」と日本政府関係者が不安視していることを配信しました。これについては、ネット上でも様々な意見が飛び交っています。
9月19日、“国民のおばあちゃん” と呼ばれて親しまれた女王の死を、イギリス中が悼みました。国葬の模様は、日本でもNHKが『生中継 エリザベス女王国葬~愛された96年の生涯~』で放送していました。集まったイギリス市民たちはみな穏やかな雰囲気でエリザベス女王のエピソードで笑い合ったりと、エリザベス女王がどれほど愛されていたかが伝わる様子に、SNSでも感動の声が寄せられていました。
日本政府関係者らは、エリザベス女王の国葬と比較して「見劣りしかねない」と不安視しているといいます。イギリスでは歴史ある大聖堂で開催され、日本では武道館が会場のため、映像の見栄えという点もかなり違いが出そうです。
そんな見栄えよりも、日本国民がやはり気になるのは国葬費用についてです。英紙「デイリー・ミラー」は、エリザベス女王の国葬にかかった費用は800万ポンド(約13億円)と報じました。安倍元首相の国葬費用は、エリザベス女王の国葬より高い16億円とされています。
エリザベス女王の国葬は、安倍元首相の国葬ではなく、天皇の葬儀である『大喪の礼』と比較すべきという意見があります。しかし、ほぼ同じタイミングで開催されるため、比べられるのは致し方ないかもしれません。
ネット上では以下のようなコメントが寄せられています。
反対意見が増え続ける中、ついに安倍元首相の国葬まで1週間を切っています。まだまだ議論はやみそうにないでしょう。
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]