犬は嗅覚に優れた動物であるというのは誰もが知っていることではないでしょうか?そんな人よりもズバ抜けた嗅覚を持つ犬は、時には人の命を助けることもあるそうです。今回はそんな飼い犬のあなどれない嗅覚で飼い主が3回も助かったエピソードを紹介していきます。
飼い主を3回も救ったハスキー犬が話題に
11月30日、アメリカのメディアが、優れた嗅覚で飼い主を3回も救ったハスキー犬「シエラ」のニュースを報じました。飼い主は2011年にシエラを飼いはじめるのですが、それから2年が過ぎた頃、シエラは普段することのない一見変わった行動をするようになります。飼い主のお腹を嗅ぐと、シエラは怖がって隠れてしまうのです。
飼い主はなんの病気だった?
当時、飼い主は原因不明の腹痛に悩んでいたこともあり、病院で診察を受けることになります。飼い主はそこで卵巣腫瘍と診断され、その時は鎮痛剤の処方のみされ、家に帰りました。しかし、それでもシエラは異常行動をやめることはありませんでした。そのため、飼い主は次は大きな病院で診察を受けることになります。
検査の結果、なんと卵巣がんでした。がんはステージ3まで進行しており、飼い主は子宮と脾臓を切除し、6ヶ月間の化学療法を受けることに。それでもシエラのおかげで、よりひどくなる前に治療を受けることができました。
シエラの活躍はそれだけでは終わりませんでした。飼い主はさらに2015年と2016年、肝臓と骨盤に新たな癌が見つかります。シエラのおかげで3回救われた飼い主は「今も生きているのが奇跡」「シエラは神が与えてくれたプレゼント」と、シエラへの特別な愛情を見せています。